1級管工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
問題A 問2
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 学科試験 問題A 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
温熱環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 予想平均申告(PMV)とは、人体の熱的中立に近い状態の温冷感を予測する指標である。
- met(メット)とは、人体の代謝量を示す指標であり、椅座安静状態の代謝量1metは、単位体表面積当たり100Wである。
- clo(クロ)は、衣服の断熱性を示す単位で、1cloは約0.155m2・℃/Wである。
- 人体は周囲空間との間で対流と放射による熱交換を行っており、これと同じ量の熱を交換する均一温度の閉鎖空間の温度を作用温度(OT)という。
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この過去問の解説 (2件)
01
温熱環境に関する問題です。
用語に関する説明の問題が頻出です。
適当です。
予想平均申告(PMV)に関して述べており、
人体の熱的中立に近い状態の温冷感を予測する指標をいいます。
もう少し掘り下げると、Predicted Mean Vote(予想平均温冷感申告)の略称であり、温度、 湿度、気流、輻射、着衣量、活動量の6つの要素により人間がどのように感じるかを表した温冷感の指標のことです。
適当ではありません。
met(メット)に関する説明ですが、
確かにmet(メット)は人体の代謝量を示す指標ですが、椅座安静状態の代謝量1metは、単位体表面積当たり約58W(58W/㎡)です。
適当です。
clo(クロ)は、「衣服の断熱性を示す単位」を示し、1cloは約0.155m2・℃/W(0.155W/(m2・K))の熱抵抗に相当します。
適当です。
人体と周囲空間との間で対流と放射による熱交換と同じ量の熱を交換する均一温度の閉鎖空間の温度を作用温度(OT)といいます。
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02
温熱環境とは室内での、暑さや寒さの温度の感覚や快適感に影響する要素による環境を言います。
1.〇
予想平均申告(PMV)とは、人体の熱的中立に近い状態の温冷感を予測する指標のことを言います。
温度、 湿度、気流、輻射、着衣量、活動量の6要素により人間がどの ように感じるかを表した温冷感指標で、
この指標は、オフィスなど通常人が居住する比較的快適温度範囲に近い温熱環境を評価するのに適しています。
2.×
metとは、安静に座っている状態を1metとし、様々な活動がその何倍のエネルギーを消費するかということを示した、活動強度の指標です。
1met=3.5mL/kg/分の酸素摂取量と定義されています。
3.〇
clo(クロ)は、衣服の断熱性を示す単位で、1cloは約0.155m2・℃/Wです。
4.〇
人体は周囲空間との間で対流と放射による熱交換を行っており、これと同じ量の熱を交換する均一温度の閉鎖空間の温度を作用温度(OT)と言います。
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