1級管工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
問題A 問11

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 学科試験 問題A 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

電気設備工事に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 使用電圧100V回路の金属製ボックスには、D種接地工事を施す。
  • 使用電圧100Vの屋外機器への分岐回路には、漏電遮断器を使用する。
  • 高低差のあるケーブルラックに敷設するケーブルは、ケーブルラックの子げたに固定する。
  • 低圧電路の電線相互間の熱絶縁抵抗は、使用電圧が高いほど低い値とする。

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この過去問の解説 (2件)

01

1.〇

300V以下の電気器具や金属製外箱、金属管などに施す接地工事をD種設置工事と言います。

2.〇

機械器具を乾燥した場所以外に設置する場合と、対地電圧が150V以下の機械器具を水気のある場所に設置する場合も漏電遮断器を使用する必要があります。

3.〇

高低差のあるケーブルラックに敷設するケーブルは、ケーブルラックの子げたに固定します。

4.×

低圧電路の電線相互間の熱絶縁抵抗は、使用電圧が高いほど高い値となります。

低圧電路の絶縁抵抗値は「電気設備に関する技術基準を定める省令」で定められています。

使用電圧が対地電圧が

150V以下の場合、0.1MΩ以上

150Vを超え300V以下の場合、0.2MΩ以上

300Vを超える場合、0.4MΩ以上

となっています。

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02

電気設備工事に関する問題です。

選択肢1. 使用電圧100V回路の金属製ボックスには、D種接地工事を施す。

適当です。

D種接地工事は、「300V以下」の低圧電気機械器具や金属製外箱および金属管などに施工する接地工事ですので、本問は適当です。

ちなみに

C種接地工事は、「300Vを超える」低圧電気機械器具の金属製外箱や金属管などに施工する接地工事です。

よくこの違いが問題に出されます。

選択肢2. 使用電圧100Vの屋外機器への分岐回路には、漏電遮断器を使用する。

適当です。

本文のとおり、「使用電圧100Vの屋外機器」への分岐回路には、漏電遮断器を使用します。

選択肢3. 高低差のあるケーブルラックに敷設するケーブルは、ケーブルラックの子げたに固定する。

適当です。

本文のとおり、「高低差のある」ケーブルラックに敷設するケーブルは、ケーブルラックの子げたに固定します。

選択肢4. 低圧電路の電線相互間の熱絶縁抵抗は、使用電圧が高いほど低い値とする。

適当ではありません。

低圧電路の電線相互間の熱絶縁抵抗は、使用電圧が高いほど「高い値」とします。

電圧、抵抗、電流の関係から考えると、電流を求めるのは、電圧÷抵抗なので、

電圧が高くなって抵抗も高くなれば電流の値は小さくなるということでイメージしてみてください。

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