1級管工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
問題A 問13
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 学科試験 問題A 問13 (訂正依頼・報告はこちら)
コンクリートの性状に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- コンクリートの中性化とは、一般的に、コンクリート表面で接する空気中の酸素の作用により、アルカリ性を失っていく現象をいう。
- 水セメント比が小さく密実なコンクリートほど中性化の進行は遅くなる。
- コンクリート打込み時に生じるコールドジョイントは、構造上の欠陥となりやすい。
- スランプ値は、コンクリートのワーカビリティーを評価する指標の1つである。
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この過去問の解説 (2件)
01
1.×
コンクリートの中性化とは、一般的に、コンクリート表面で接する空気中の酸素ではなく二酸化炭素の作用により、アルカリ性を失っていく現象のことです。
2.〇
水セメント比が小さく密実なコンクリートほど、二酸化炭素が内部に侵入しにくいため中性化の進行は遅くなります。
3.〇
コンクリート打込み時に生じるコールドジョイントは、構造上の欠陥となりやすいです。
コールドジョイントとは先に打設したコンクリートと後から打設したコンクリートが一体化していなことを言います。
4.〇
スランプ値とは硬化前のコンクリートの柔らかさを表し、コンクリートのワーカビリティーを評価する指標の1つになります。
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02
コンクリートの性状に関する問題です。
適当ではありません。
コンクリートの中性化とは、強アルカリ性であるコンクリートに大気中の「二酸化炭素」が侵入して、水酸化カルシウム等のセメント水和物と炭酸化反応が起きることによって細孔溶液のpHを低下させていく(アルカリ性を失っていく)劣化現象をいいます。
適当です。
水セメント比が小さく密実なコンクリートほど中性化の進行は遅くなります。
要するにスキがないということです。
適当です。
コールドジョイントとは、先に打ち込んだコンクリートと後から打ち込んだコンクリートとの間が完全に一体化できていない継目をいい、構造上の欠陥となりやすいです。
適当です。
スランプ値は、コンクリートのワーカビリティーを評価する指標の1つです。
スランプ値が大きいほど緩いコンクリート(流動性が大きい)となります。
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