1級管工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
問題A 問28
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 学科試験 問題A 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
給水設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 直結増圧方式は、高置タンク方式に比べて、給水引込み管の管径が大きくなる。
- 揚水ポンプの吸込揚程の最大値は、常温の水では10m程度である。
- 大便器洗浄弁及び小便器洗浄弁の必要給水圧力は、一般的に、70kPa程度である。
- 受水タンクの底部には、吸込みピットを設け、ピットに向かって1/100程度の勾配をとる。
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この過去問の解説 (3件)
01
適当でないものは「揚水ポンプの吸込揚程の最大値は、常温の水では10m程度である。」です。
〇
直結増圧方式場合は増圧給水設備、取り出し給水管の建物内の使用水量の変動に直接的に影響しあいます。
口径の決定にあたっては、同時使用水量を把握して増圧給水設備を選定し、同時使用水量に応じた給水管の口径を決定します。
高置タンク方式はポンプにより高所に置かれた受水槽に給水し、そこから給水栓までは自然流下させるので、配水管の水圧が変動しても給水圧、給水量を一定に保つことができます。
×
ポンプの吸込性能は常温(20℃以内)吸込全揚程で6m以内とされています。
水温により大きく異なり、水温が高くなると吸込揚程は低くなります。
〇
設問のとおりです。
一般水栓 30kPa
ロータンク式大便器 30kPa(タンクに水をためるため)
ガス瞬間湯沸かし器 40kPa
シャワー 70kPa
〇
受水タンク底部には、完全排水が行えるように
排水溝および吸込ピットに向け1/100以上の勾配をとる必要があります。
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02
ここでは、給水方式、給水設備用語について理解が必要です。
直結増圧方式は、高置タンク方式に比べて、給水引込み管の管径を大きくします。
正しくは、6m程度です。
揚水ポンプの吸込揚程の最大値は、常温の水では6m程度です。
大便器洗浄弁及び小便器洗浄弁の必要給水圧力は、一般的に、70kPa程度です。
受水タンクの底部には、吸込みピットを設け、ピットに向かって1/100程度の勾配をとります。
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03
給水設備に関する問題です。
適当です。
この設問は頻出です。
直結増圧方式(直結ブースター方式)は高置タンク方式と対極をなす方式で、
水道配水管から民地内へ給水引込みを行った先でブースターポンプを設置し、
「直圧」で各所に給水する方式ですので、
高置タンク方式に比べて給水引込み管の管径が大きくなります。
長所は高置タンク方式に比べ死に水が少ないことなどがありますが、
ポンプの故障により断水の恐れがあるという短所もあります。
適当ではありません。
本問では揚水ポンプの「吸込揚程」の最大値といっているので、常温の水では6m程度です。
適当です。
大便器洗浄弁及び小便器洗浄弁(フラッシュ弁)はタンク式ではなく直圧洗浄になるので、
本文のとおり必要給水圧力は一般的に「70kPa程度」となります。
適当です。
本文のとおり、受水タンクの底部には①吸込みピットを設け、②「ピットに向かって」1/100程度の勾配をとります。
これにより完全排水を行えるようにします。
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