1級管工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
問題A 問34

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 学科試験 問題A 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

不活性ガス消火設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 不活性ガス消火設備に用いる消火剤の種類には、二酸化炭素、窒素、IG-55、IG-541がある。
  • 貯蔵容器は、防護区画以外の温度40℃以下で温度変化が少なく、直射日光及び雨水のかかるおそれの少ない場所に設ける。
  • 全域放出方式又は局所放出方式の不活性ガス消火設備の非常電源は、当該設備を有効に30分間作動できる容量以上とする。
  • 不活性ガス消火設備を設置した場所には、その放出された消火剤及び燃焼ガスを安全な場所に排出する措置が必要である。

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この過去問の解説 (2件)

01

消防設備における「不活性ガス消火設備」に関する問題です。

選択肢1. 不活性ガス消火設備に用いる消火剤の種類には、二酸化炭素、窒素、IG-55、IG-541がある。

適当です。

不活性ガス消火設備に用いる消火剤の種類に関して述べています。

IG-55ガスはアルゴンガス50%、窒素ガス50%で構成されているものです。

IG-541ガスは窒素ガス52%・アルゴンガス40%・二酸化炭素ガス8%で構成されているものです。

選択肢2. 貯蔵容器は、防護区画以外の温度40℃以下で温度変化が少なく、直射日光及び雨水のかかるおそれの少ない場所に設ける。

適当です。

 「貯蔵容器の設置場所」に関して述べており、

本文のとおり「防護区画以外」の「温度40℃以下」で温度変化が少なく、

直射日光及び雨水のかかるおそれの少ない場所に設置します。

選択肢3. 全域放出方式又は局所放出方式の不活性ガス消火設備の非常電源は、当該設備を有効に30分間作動できる容量以上とする。

適当ではありません。

正しくは、全域放出方式又は局所放出方式の不活性ガス消火設備の非常電源は、

当該設備を有効に「1時間」作動できる容量以上とする、です。

選択肢4. 不活性ガス消火設備を設置した場所には、その放出された消火剤及び燃焼ガスを安全な場所に排出する措置が必要である。

適当です。

本文のとおり、不活性ガス消火設備を設置した場所には、

その放出された消火剤及び燃焼ガスを安全な場所に排出する措置が必要です。

ちなみに「排出する措置」は「機械排出」が原則で、

換気能力は概ね「1時間当たり5回程度」の能力を有することとなっています。

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02

不活性ガス消火設備の問題です。

選択肢1. 不活性ガス消火設備に用いる消火剤の種類には、二酸化炭素、窒素、IG-55、IG-541がある。

不活性ガス消火設備に用いる消火剤の種類には、二酸化炭素、窒素、IG-55、IG-541などの不活性ガスがあります。

選択肢2. 貯蔵容器は、防護区画以外の温度40℃以下で温度変化が少なく、直射日光及び雨水のかかるおそれの少ない場所に設ける。

貯蔵容器は、防護区画以外の温度40℃以下で温度変化が少なく、直射日光及び雨水のかかるおそれの少ない場所に設けます。

選択肢3. 全域放出方式又は局所放出方式の不活性ガス消火設備の非常電源は、当該設備を有効に30分間作動できる容量以上とする。

30分間が誤りで、正しくは、1時間です。

全域放出方式又は局所放出方式の不活性ガス消火設備の非常電源は、当該設備を有効に1時間作動できる容量以上とします。

選択肢4. 不活性ガス消火設備を設置した場所には、その放出された消火剤及び燃焼ガスを安全な場所に排出する措置が必要である。

不活性ガス消火設備を設置した場所には、その放出された消火剤及び燃焼ガスを安全な場所に排出する措置が必要です。

まとめ

不活性ガス消火設備とは、不活性ガスを火災室に放出して酸素濃度を低下させ、窒息効果により消火する設備のことです。

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