1級管工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
問題A 問35

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この過去問の解説 (2件)

01

ガス設備の液化石油ガスと都市ガスの問題です。

選択肢1. 液化石油ガス(LPG)は、圧力調整器によりガス容器(ボンベ)の中の高い圧力を1.0kPaに減圧して燃焼機器に供給される。

1.0kPaが誤りで、正しくは、2.3~3.3kPaです。

液化石油ガス(LPG)は、圧力調整器によりガス容器(ボンベ)の中の高い圧力を2.3~3.3kPaに減圧して燃焼機器に供給されます。

選択肢2. 都市ガスのガス漏れ警報器を天井部分に設置する場合は、警報器の下端は天井面の下方30cm以内に設置する。

都市ガスのガス漏れ警報器を天井部分に設置する場合は、警報器の下端は天井面の下方30cm以内に設置します。

選択肢3. 都市ガスの種類A・B・Cでは、燃焼速度はA・B・Cの順で速くなる。

都市ガスの種類A・B・Cでは、燃焼速度はA・B・Cの順で速くなります。

(Aが最も遅く、Cが最も早い。)

選択肢4. 液化石油ガス(LPG)設備で用いられる配管は、0.8MPa以上で行う耐圧試験に合格したものとする。

液化石油ガス(LPG)設備で用いられる配管は、0.8MPa以上で行う耐圧試験に合格したものです。

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02

「ガス設備」に関する問題です。

選択肢1. 液化石油ガス(LPG)は、圧力調整器によりガス容器(ボンベ)の中の高い圧力を1.0kPaに減圧して燃焼機器に供給される。

適当ではありません。

液化石油ガス(LPG)は温度を下げたり(−42℃)圧力をかける(0.4~1.2MPa)ことによって液体にかわります。

ガス容器には液体の状態で入っていますが、「圧力調整器」にて「2.3~3.3kPa」に減圧して燃焼機器に供給されます。

選択肢2. 都市ガスのガス漏れ警報器を天井部分に設置する場合は、警報器の下端は天井面の下方30cm以内に設置する。

適当です。

都市ガスのガス漏れ警報器を「天井部分」に設置する場合について述べています。

本文のとおり、警報器の「下端」は「天井面の下方30cm以内」に設置します。

都市ガスは空気より軽いからです。

ちなみに液化石油ガスは空気より重いのでガス漏れ警報器は床に近いほうに設置します。(床から警報機上端まで30㎝以内)

選択肢3. 都市ガスの種類A・B・Cでは、燃焼速度はA・B・Cの順で速くなる。

適当です。

都市ガスの種類A・B・Cについて述べており、燃焼速度に関してはA(遅い)、B(中間)、C(速い)となっています。

選択肢4. 液化石油ガス(LPG)設備で用いられる配管は、0.8MPa以上で行う耐圧試験に合格したものとする。

適当です。

液化石油ガス(LPG)設備で用いられる配管について述べられており、本文のとおり0.8MPa以上で行う耐圧試験に合格したものとしています。

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