1級管工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
問題A 問41

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 学科試験 問題A 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

配管材料及び配管附属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 圧力配管用炭素鋼鋼管は、蒸気、高温水等の圧力の高い配管に使用され、スケジュール番号により管の厚さが区分されている。
  • 架橋ポリエチレン管は、中密度・高密度ポリエチレンを架橋反応させることで、耐熱性、耐クリープ性を向上させた管である。
  • 空気調和機ドレン配管の排水トラップの封水は、送風機の全静圧を超えないようにする。
  • 蒸気トラップには、メカニカル式、サーモスタチック式、サーモダイナミック式がある。

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この過去問の解説 (2件)

01

配管材料・付属品についての問題です。

選択肢1. 圧力配管用炭素鋼鋼管は、蒸気、高温水等の圧力の高い配管に使用され、スケジュール番号により管の厚さが区分されている。

圧力配管用炭素鋼鋼管は、蒸気、高温水等の圧力の高い配管に使用され、スケジュール番号により管の厚さが区分されています。

スケジュール番号が小さいと管の厚さが薄く、大きいと管の厚さが厚くなります。

選択肢2. 架橋ポリエチレン管は、中密度・高密度ポリエチレンを架橋反応させることで、耐熱性、耐クリープ性を向上させた管である。

架橋ポリエチレン管は、中密度・高密度ポリエチレンを架橋反応させることで、耐熱性、耐クリープ性を向上させた管です。

選択肢3. 空気調和機ドレン配管の排水トラップの封水は、送風機の全静圧を超えないようにする。

空気調和機ドレン配管の排水トラップの封水は、

送風機の全静圧を超えないようにするのではなく、正しくは 送風機の全静圧以上です。

選択肢4. 蒸気トラップには、メカニカル式、サーモスタチック式、サーモダイナミック式がある。

蒸気トラップには、メカニカル式、サーモスタチック式、サーモダイナミック式があります。

まとめ

各トラップの仕組みと理解が必要になります。

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02

配管材料及び配管附属品に関する問題です。

選択肢1. 圧力配管用炭素鋼鋼管は、蒸気、高温水等の圧力の高い配管に使用され、スケジュール番号により管の厚さが区分されている。

適当です。

「圧力」配管用炭素鋼鋼管(STPG)JISG3454-07に関して述べられており、

本文のとおり蒸気、高温水等の圧力の高い配管に使用され、

スケジュール番号により管の厚さが区分されています。

スケジュール番号には10、20、30、40、60、80があります。

選択肢2. 架橋ポリエチレン管は、中密度・高密度ポリエチレンを架橋反応させることで、耐熱性、耐クリープ性を向上させた管である。

適当です。

架橋ポリエチレン管について述べられています。本文のとおり耐熱性、耐クリープ性を向上させた管です。

「クリープ」とはプラスチックに一定の荷重を継続的にかけたときに、

時間経過とともに変形が進む現象をさします。

選択肢3. 空気調和機ドレン配管の排水トラップの封水は、送風機の全静圧を超えないようにする。

適当ではありません。

空気調和機ドレン配管の排水トラップの封水について述べられていますが、

正しくは「送風機の全静圧以上」とらなければなりません。

選択肢4. 蒸気トラップには、メカニカル式、サーモスタチック式、サーモダイナミック式がある。

適当です。

蒸気トラップについて述べられており、

本文のとおりメカニカル式(作動原理が蒸気とドレンの比重差)、

サーモスタチック式(作動原理が蒸気とドレンの温度差)、

サーモダイナミック式(作動原理が蒸気とドレンの熱力学特性差)があります。 

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