1級管工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
問題A 問42

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 学科試験 問題A 問42 (訂正依頼・報告はこちら)

ダクト及びダクト附属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • グラスウール等の多孔質吸音材を内張りしたダクトでは、中高周波数域の音の減衰が大きい。
  • 同一材料、同一断面積のダクトの場合、同じ風量では長方形ダクトの方が円形ダクトより単位長さ当たりの圧力損失が大きい。
  • シーリングディフューザー形吹出口は、中コーンを上げると拡散半径が大きくなる。
  • ピストンダンパーは、消火ガス放出時にガスシリンダーの作動で閉鎖する機構を有する。

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この過去問の解説 (2件)

01

ダクト及びダクト附属品に関する問題です。

選択肢1. グラスウール等の多孔質吸音材を内張りしたダクトでは、中高周波数域の音の減衰が大きい。

適当です。

多孔質吸音材を内張りしたダクトに関して述べられており、

本文のとおり「中高周波数域」の音の減衰が大きいです。

逆に言えば「低周波」には対応できないということです。

選択肢2. 同一材料、同一断面積のダクトの場合、同じ風量では長方形ダクトの方が円形ダクトより単位長さ当たりの圧力損失が大きい。

適当です。

「同一材料」、「同一断面積」のダクトの場合、

「同じ風量」ならば「長方形ダクト」の方が円形ダクトより単位長さ当たりの「圧力損失」が「大きく」なります。

選択肢3. シーリングディフューザー形吹出口は、中コーンを上げると拡散半径が大きくなる。

適当ではありません。

シーリングディフューザー形の吹出口について述べられていますが、

中にあるコーンを上げると気流方向は「垂直」になり、下げると気流方向は「水平」になります。

したがって拡散半径が大きくなるのは下げたときになります。

ちなみに上記のことから、冷房時はコーンを下げ、暖房時はコーンを上げます。

選択肢4. ピストンダンパーは、消火ガス放出時にガスシリンダーの作動で閉鎖する機構を有する。

適当です。

ピストンダンパーについて述べられており、本文のような機構を有します。 

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02

ダクトとダクト附属品についての問題です。

選択肢1. グラスウール等の多孔質吸音材を内張りしたダクトでは、中高周波数域の音の減衰が大きい。

グラスウール等の多孔質吸音材を内張りしたダクトでは、中高周波数域の音の減衰が大きくなります。

選択肢2. 同一材料、同一断面積のダクトの場合、同じ風量では長方形ダクトの方が円形ダクトより単位長さ当たりの圧力損失が大きい。

同一材料、同一断面積のダクトの場合、同じ風量では長方形ダクトの方が円形ダクトより単位長さ当たりの圧力損失が大きくなります。

選択肢3. シーリングディフューザー形吹出口は、中コーンを上げると拡散半径が大きくなる。

中コーンを上げるが誤りで、正しくは下げるです。

シーリングディフューザー形吹出口は、中コーンを下げると拡散半径が大きくなります。

選択肢4. ピストンダンパーは、消火ガス放出時にガスシリンダーの作動で閉鎖する機構を有する。

ピストンダンパーは、消火ガス放出時にガスシリンダーの作動で閉鎖する機構を有するダンパーです。

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