1級管工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
問題B 問46

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 学科試験 問題B 問46 (訂正依頼・報告はこちら)

下図のネットワーク工程表に関する記述のうち、適当でないものはどれか。ただし、図中のイベント間のA〜Iは作業内容、日数は作業日数を表す。
問題文の画像
  • クリティカルパスの所要日数は33日で、ルートは2本ある。
  • イベント◯5の最早開始時刻と最遅完了時刻は同じで、15日である。
  • 作業内容Eのトータルフロートは、5日である。
  • 作業内容Cの作業日数を2日短縮しても、工期は2日短縮されない。

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この過去問の解説 (2件)

01

問題図の、「ネットワーク工程表」についての問題です。

選択肢1. クリティカルパスの所要日数は33日で、ルートは2本ある。

クリティカルパスの所要日数は33日で、ルートは2本あります。

B→D→F→H と B→D→F→I となります。

選択肢2. イベント◯5の最早開始時刻と最遅完了時刻は同じで、15日である。

15日は誤りで、正しくは、18日です。

イベント◯5の最早開始時刻と最遅完了時刻は同じで、18日となります。

選択肢3. 作業内容Eのトータルフロートは、5日である。

作業内容Eのトータルフロートは、5日です。

24-(7+12)=5日となります。

選択肢4. 作業内容Cの作業日数を2日短縮しても、工期は2日短縮されない。

作業内容Cは、クリティカルパス上の作業ではないので、作業日数を短縮しても、工期は短縮されません。

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02

ネットワーク工程表に関する問題です。

本問を正解に導くためにはネットワーク工程表において、最遅完了時刻、最早開始時刻、クリティカルパスを正しく求められるかがカギとなります。

  最遅完了時刻           最早開始時刻

①    0             ③-B=10-10=0 ◎   ☆

                   ②-A=10-7=3            

② ①+A=0+7=7         ⑥-E=24-12=12

                  ⑤-C=18-8=10 

                  ③-0=10-0=10  ◎     

③ ①+B=0+10=10 ◎      ④-D=18-8=10      ☆

  ②+0=7+0=7

④ ③+D=10+8=18        ⑦-G=24-5=19

                  ⑤-0=18-0=18 ◎    ☆       

⑤ ②+C=7+8=15         ⑥-F=24-6=18     ☆

  ④+0=18+0=18 ◎

⑥ ②+E=7+12=19        ⑧-H=33-9=24

  ⑤+F=18+6=24 ◎      ⑦-0=24-0=24     ☆

⑦ ④+G=18+5=23        ⑧-I=33-9=24     ☆

  ⑥+0=24+0=24 ◎   

⑧ ⑥+H=24+9=33

  ⑦+I=24+9=33    →     33         ☆

クリティカルパスは①③④⑤⑥⑦⑧

選択肢1. クリティカルパスの所要日数は33日で、ルートは2本ある。

適当です。

 上記より、クリティカルパスの所要日数は33日で、ルートは2本あります。

選択肢2. イベント◯5の最早開始時刻と最遅完了時刻は同じで、15日である。

適当ではありません。

 上記より、イベント⑤の最早開始時刻と最遅完了時刻は同じですが、18日です。

選択肢3. 作業内容Eのトータルフロートは、5日である。

適当です。

 作業内容Eのトータルフロートは、5日となります。

選択肢4. 作業内容Cの作業日数を2日短縮しても、工期は2日短縮されない。

適当です。

 作業内容Cの作業日数を2日短縮しても、工期は2日短縮されません。 

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