1級管工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
問題B 問52

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 学科試験 問題B 問52 (訂正依頼・報告はこちら)

配管の保温に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 機械室内の露出の給水管にグラスウール保温材で保温する場合、一般的に、保温筒、ポリエチレンフィルム、鉄線、アルミガラスクロスの順に施工する。
  • 冷温水管の保温の施工において、ポリエチレンフィルムは、防湿のための補助材として使用される。
  • 蒸気管が壁又は床を貫通する場合、伸縮を考慮して、貫通部及びその前後約25mm程度は保温被覆を行わない。
  • 保温の施工において、保温筒を二層以上重ねて所要の厚さにする場合は、保温筒の各層をそれぞれ鉄線で巻き締める。

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この過去問の解説 (2件)

01

配管に施す保温についての問題です。

選択肢1. 機械室内の露出の給水管にグラスウール保温材で保温する場合、一般的に、保温筒、ポリエチレンフィルム、鉄線、アルミガラスクロスの順に施工する。

機械室内の露出の給水管にグラスウール保温材で保温する場合、

保温筒→鉄線→ポリエチレンフィルム→アルミガラスクロスの順に施工します。

ポリエチレンフィルムの上から鉄線を巻き締めるのは誤りです。

選択肢2. 冷温水管の保温の施工において、ポリエチレンフィルムは、防湿のための補助材として使用される。

冷温水管の保温の施工において、ポリエチレンフィルムは、防湿のための補助材として使用されます。

選択肢3. 蒸気管が壁又は床を貫通する場合、伸縮を考慮して、貫通部及びその前後約25mm程度は保温被覆を行わない。

蒸気管が壁又は床を貫通する場合、伸縮を考慮して、貫通部及びその前後約25mm程度は保温被覆を行わないようにします。

選択肢4. 保温の施工において、保温筒を二層以上重ねて所要の厚さにする場合は、保温筒の各層をそれぞれ鉄線で巻き締める。

保温の施工において、保温筒を二層以上重ねて所要の厚さにする場合は、保温筒の各層をそれぞれ鉄線で巻き締めます。

まとめ

保温材の種類と保温施工の知識が必要です。

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02

配管の「保温」に関する問題です。

選択肢1. 機械室内の露出の給水管にグラスウール保温材で保温する場合、一般的に、保温筒、ポリエチレンフィルム、鉄線、アルミガラスクロスの順に施工する。

適当ではありません。

「機械室内」の「露出」の「給水管」にグラスウール保温材で保温する場合は、

①保温筒、②鉄線、③原紙、④アルミガラスクロスの順となります。

選択肢2. 冷温水管の保温の施工において、ポリエチレンフィルムは、防湿のための補助材として使用される。

適当です。

「冷温水管」の保温の施工に関して述べています。本文のとおりポリエチレンフィルムは、防湿のための補助材として使用されます。

この場合の保温は、①保温筒、②鉄線、③ポリエチレンフィルム、④アルミペーパー、⑤亀甲金網 となります。

選択肢3. 蒸気管が壁又は床を貫通する場合、伸縮を考慮して、貫通部及びその前後約25mm程度は保温被覆を行わない。

適当です。

「蒸気管」が「壁又は床を貫通する」場合について述べています。

本文のとおり伸縮を考慮して、「貫通部及びその前後約25mm程度」は保温被覆を行いません。

選択肢4. 保温の施工において、保温筒を二層以上重ねて所要の厚さにする場合は、保温筒の各層をそれぞれ鉄線で巻き締める。

適当です。

保温の施工において、保温筒を二層以上重ねて所要の厚さにする場合について述べており、

本文のとおり保温筒の「各層をそれぞれ鉄線で巻き締め」ます。 

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