1級管工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
問題B 問54

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 学科試験 問題B 問54 (訂正依頼・報告はこちら)

土中埋設配管における防食処置に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ペトロラタム系防食テープによる防食処置では、ペトロラタム系防食テープを1/2重ね1回巻きし、その上にプラスチックテープを1/2重ね1回巻きする。
  • ブチルゴム系絶縁テープによる防食処置では、ブチルゴム系絶縁テープを1/2重ね2回巻きする。
  • 熱収縮材による防食処置では、熱収縮テープを1/2重ね1回巻きし、バーナーで加熱収縮させる。
  • 防食テープ巻きを施した鋼管は、施工時に被覆が損傷しても、鉄部が露出する陽極部面積が小さい場合、腐食によって短期間に穴があく可能性は小さい。

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この過去問の解説 (2件)

01

土中埋設配管の配管防食の問題です。

選択肢1. ペトロラタム系防食テープによる防食処置では、ペトロラタム系防食テープを1/2重ね1回巻きし、その上にプラスチックテープを1/2重ね1回巻きする。

ペトロラタム系防食テープによる防食処置では、ペトロラタム系防食テープを1/2重ね1回巻きし、その上にプラスチックテープを1/2重ね1回巻きとします。

選択肢2. ブチルゴム系絶縁テープによる防食処置では、ブチルゴム系絶縁テープを1/2重ね2回巻きする。

ブチルゴム系絶縁テープによる防食処置では、ブチルゴム系絶縁テープを1/2重ね2回巻きとします。

選択肢3. 熱収縮材による防食処置では、熱収縮テープを1/2重ね1回巻きし、バーナーで加熱収縮させる。

熱収縮材による防食処置では、熱収縮テープを1/2重ね1回巻きし、バーナーで加熱収縮させます。

選択肢4. 防食テープ巻きを施した鋼管は、施工時に被覆が損傷しても、鉄部が露出する陽極部面積が小さい場合、腐食によって短期間に穴があく可能性は小さい。

防食テープ巻きを施した鋼管が、施工時に被覆が損傷した場合、

陽極部面積が小さいほど、腐食が集中し、短期間で穴があく可能性が大きいです。

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02

「土中埋設配管」における「防食処置」に関する問題です。

選択肢1. ペトロラタム系防食テープによる防食処置では、ペトロラタム系防食テープを1/2重ね1回巻きし、その上にプラスチックテープを1/2重ね1回巻きする。

適当です。

ペトロラタム系防食テープによる防食処置に関して述べています。

ペトロラタム系防食テープは石油から作られたペトロラタムが主成分であるコンパウンドを不織布に染み込ませたものであり、優れた防錆、防食層を形成します。

その巻き方については本文のとおり「1/2重ね1回巻き」であり、その上に巻くプラスチックテープも「1/2重ね1回巻き」をします。

選択肢2. ブチルゴム系絶縁テープによる防食処置では、ブチルゴム系絶縁テープを1/2重ね2回巻きする。

適当です。

ブチルゴム系絶縁テープによる防食処置に関して述べています。

ブチルゴム系絶縁テープとはポリエチレン基材にブチルゴムが主成分の粘着層を貼り合わせた「高圧絶縁テープ」です。

その巻き方については本文のとおり、「1/2重ね2回巻き」となります。

選択肢3. 熱収縮材による防食処置では、熱収縮テープを1/2重ね1回巻きし、バーナーで加熱収縮させる。

適当です。

熱収縮材による防食処置に関して述べています。

熱収縮材とは、加熱することにより収縮する基材と粘着材が一体になったものです。

本文のとおり、「1/2重ね1回巻き」し、バーナーで加熱収縮させます。

選択肢4. 防食テープ巻きを施した鋼管は、施工時に被覆が損傷しても、鉄部が露出する陽極部面積が小さい場合、腐食によって短期間に穴があく可能性は小さい。

適当ではありません。

防食テープ巻きを施した鋼管は施工時に被覆が損傷した場合、

鉄部が露出する陽極部面積が小さくても腐食によって短期間に穴があく可能性は充分にありますので、

直ちに補修が必要です。 

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