1級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
問題A 問13

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問題

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この過去問の解説 (2件)

01

鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さに関する問題です。

選択肢1. スペーサーは、鉄筋のかぶり厚さを保つためのものである。

問題文の通りです。

 

スペーサーは、コンクリートを流し込む型枠から、鉄筋までに一定の距離を保つために、距離を測定する道具です。

選択肢2. 基礎の鉄筋のかぶり厚さは、捨てコンクリート部分を含めた厚さとする。

基礎の鉄筋のかぶり厚さは捨てコンクリート部分含めない厚さとします。

 

かぶり厚さについては、「建築基準法施行令第79条」に次のように規定しています。

「鉄筋のコンクリートのかぶり厚さは、

耐力壁以外の壁や床では、2 cm以上、

耐力壁、柱またははりでは、3 cm以上、

直接土に接する壁、柱、床またははりか布基礎の立上り部分では、4 cm以上、

基礎では、捨コンクリートの部分を除いて 6 cm以上とします。」

選択肢3. かぶり厚さの確保には、火災時に鉄筋の強度低下を抑える効果がある。

問題文は、かぶり厚さの確保について、正しい表現です。

 

鉄筋のかぶり厚さの目的は、次のことが挙げられます。

・火災時に鉄筋を保護するため。

・鉄筋が錆びるのを防止するため。

・鉄筋とコンクリートとが付着することを確保するため。

選択肢4. 床スラブの最小かぶり厚さは、土に接する部分より土に接しない部分の方が小さい。

問題文通りです。

 

床スラブの最小かぶり厚さは、

・土に接する部分は、4 cm以上

・一般の部分は、2 cm 以上

です。

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02

鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さに関する問題です。

選択肢1. スペーサーは、鉄筋のかぶり厚さを保つためのものである。

スペーサーは、鉄筋のかぶり厚さを保つために用います。

選択肢2. 基礎の鉄筋のかぶり厚さは、捨てコンクリート部分を含めた厚さとする。

基礎の鉄筋のかぶり厚さは、捨てコンクリート部分を含めない厚さとします。よって、この記述は誤りです。

選択肢3. かぶり厚さの確保には、火災時に鉄筋の強度低下を抑える効果がある。

かぶり厚さの確保には、火災時に鉄筋の強度低下を抑える効果があります。

選択肢4. 床スラブの最小かぶり厚さは、土に接する部分より土に接しない部分の方が小さい。

床スラブの最小かぶり厚さは、土に接する部分より土に接しない部分の方が小さくなるように定められています。

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