1級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
問題A 問14
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 学科試験 問題A 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
建築材料に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 強化ガラスは、割れても破片が細かい粒状になるため安全性が高い。
- 複層ガラスは、ガラスとガラスの間に特殊フィルムをはさみ、加熱圧着したガラスである。
- 石こうボードは、火災時に石こうに含まれる結晶水が失われるまでの間、温度上昇を抑制するため、耐火性に優れている。
- ロックウールやグラスウール等の多孔質材料は、一般的に、周波数が高い音域に対する吸音効果に優れている。
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この過去問の解説 (2件)
01
建築材料に関する問題です。
正
強化ガラスについては、問題文通りです。
強化ガラスは、表面に圧縮応力を高く発生するための熱処理をしています。
表面だけが急激に冷やされる製造のため、表面に圧縮応力が、内面に引張応力があって、安全性の特徴を有します。
・フロート板ガラスと比べ、約4倍の強度があります。
・割れたときに、全体が細かい粒状に砕け、ガラスの破片で負傷するリスクを回避します。
誤
複層ガラスは、ガラスとガラスの間に空間をもたせたガラスです。空間の確保のため、スペーサーという乾燥剤の入った金属部材を、ガラスの間に挟み込んで乾燥空気を封入し、乾燥状態を保ったガラスです。
問題文の、ガラスとガラスの間に特殊フィルムをはさみ、加熱圧着したガラスは、防災ガラスで、ラミセーフという商品名で知られます。
正
問題文の通りです。
石こうボードは無機質の石膏のため、燃えることは無く、約20%の結晶水が含まれています。火災時には結晶水が熱分解して水蒸気として放出され、温度の上昇を遅らせます。
石膏ボードは防火材料として使用されます。
正
問題文通りです。
ロックウールやグラスウールが有する微細空隙によって、中高音域で吸音性に優れています。厚みを増すほど吸音率が上がります。
密度が低い場合は、吸音効果の周波数帯に違いが出てきますが、一定以上の密度と厚みがあれば、ロックウールやグラスウールも吸音効果に違いがありません。
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02
建築材料に関する問題です。
強化ガラスは、割れても破片が細かい粒状になるため、ガラスの破片による人体への危険性が少ないため、安全性が高いです。
複層ガラスは、ガラスとガラスの間に空間を設け、断熱性を高めたガラスです。
2枚のガラスの間に特殊フィルムをはさみ、加熱圧着したガラスは合わせガラスといいます。
よって、この記述は誤りです。
石こうボードは、火災時に石こうに含まれる結晶水が失われるまでの間、温度上昇を抑制するため、耐火性に優れています。
ロックウールやグラスウール等の多孔質材料は、一般的に、周波数が高い音域に対する吸音効果に優れています。
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