1級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
問題A 問16
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 学科試験 問題A 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
空気調和方式に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 床吹出し方式は、吹出口の移動や増設によりレイアウト変更に対応しやすい。
- 大温度差送風(低温送風)方式は、送風量の低減によりダクトサイズを小さくすることができる。
- エアフローウィンドウ方式は、窓面で熱負荷を除去することにより、日射や外気温度による室内への熱の影響を小さくすることができる。
- 天井放射冷房方式は、効率的に潜熱負荷を処理できるため快適性が高い。
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この過去問の解説 (2件)
01
空気調和方式に関する問題です。
正
床吹出し方式の吹出口移動や増設については、問題文通りです。
床吹出し方式は、空調機からの給気を、二重床に設けた吹出し口から室内へ送風される方式で、還気は天井のチャンバーから空調機に戻ります。
吹出し口の配置は、二重床パネルの交換で移動でき、吹出し口の増設も簡単に対応できます。
正
大温度差送風(低温送風)方式でできることは、問題文通りです。
大温度差送風方式は、コイル出口温度と室内温度との温度差を大きくし、冷風を室内に送風する方式です。
吹出し温度差によって、従来の方式より送風量が減少し、搬送動力も削減でき、その結果、ダクトサイズの減少が可能です。
正
エアフローウィンドウ方式の効果は、問題文の通りです。
エアフローウィンドウ方式は、二重ガラスの中を余剰空気を通して排気し、窓の面の負荷を削減する方式です。
日射はブラインドに当たって、熱を二重ガラス内を通風する空気で排除します。
ガラスの室内側の表面温度は、室温に近くなります。
誤
効率的に潜熱負荷を処理ではなく、顕熱負荷を処理します。
天井放射冷房方式は、天井放射パネルで室内の顕熱負荷を処理し、外気処理空気調和機で外気負荷を処理する方式で、室内温度は、輻射効果が働き、快適性を維持します。
外気処理空気調和機は外気を含んだ冷気を送風し、室内の顕熱負荷と潜熱負荷を処理します。
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02
空気調和方式に関する問題です。
床吹出し方式は、吹出口の移動や増設により床面の吹出し口を変えることができるため、天井吹出し方式に比べてレイアウト変更に対応しやすいです。
大温度差送風(低温送風)方式は、送風量の低減によりダクトサイズを小さくすることができます。
エアフローウィンドウ方式は、窓面で熱負荷を除去することにより、日射や外気温度による室内への熱の影響を小さくすることができます。
天井放射冷房方式は、物質の持つ放射熱を利用したものであるため、効率的に潜熱負荷を処理しているわけではないため、この記述は誤りです。
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