1級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
問題A 問17

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 学科試験 問題A 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

下図に示す暖房時の湿り空気線図において、空気調和機の有効加湿量として、適当なものはどれか。ただし、風量は10,000m3/h、空気密度は1.2kg/m3とする。
問題文の画像
  • 19.2kg/h
  • 30.4kg/h
  • 43.2kg/h
  • 62.4kg/h

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この過去問の解説 (2件)

01

暖房時の湿り空気線図の問題です。

 

問題図に必要な文字を加えた図が、下図です。

②:外気が取り込み ③:加熱コイル ④:加湿器入口 ⑤:加湿器出口 ➀:室内

の順番で、外気から室内に、暖房加湿されます。

 

問題では、加湿によるエンタルピーの変化を伴うことから、蒸気加熱と考えられます。

空調機の暖房時の加湿量は、次の式で表されます。

 

L=ρ×V×(x5-x4)  [kg/h]

L:加湿量、ρ:空気密度、V:空調機送風量、

x4:吹出し空気の絶対湿度、x5:室内空気の絶対湿度、(x5-x4):有効加湿

 

L=1.2×10000×(0.0066-0.0050)=19.2 [kg/h]

選択肢1. 19.2kg/h

解説どおりです。

選択肢2. 30.4kg/h

誤った計算をしたのでしょう。

選択肢3. 43.2kg/h

誤った計算をしたのでしょう。

選択肢4. 62.4kg/h

誤った計算をしたのでしょう。

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02

暖房時の湿り空気線図に関する問題です。

問題の図より、加湿前の絶対湿度が0.0050[kg/kg(DA)]、加湿後の絶対湿度が0.0066[kg/kg(DA)]なので、

加湿による絶対湿度変化量Δx=0.0066-0.0050=0.0016[kg/kg(DA)]となります。

つまり、空気1kgあたり0.0016kgの加湿をすればよいので、問題文に記された風量と密度から1時間あたりの質量流量を求め、上記のΔxを掛ければ解が求まります。

よって、有効加湿量=10000×1.2×0.0016=19.2[kg/h]

となります。

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