1級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
問題A 問21

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 学科試験 問題A 問21 (訂正依頼・報告はこちら)

蓄熱方式に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 二次側配管系を開放回路とした場合、密閉回路に比べてポンプ揚程が増大する。
  • 氷蓄熱方式は、融解潜熱を利用するため、水蓄熱方式に比べて蓄熱槽の容量が大きくなる。
  • 蓄熱槽には、建物の二重スラブ内等に水槽を設置する完全混合型、水深の深い水槽を用いる温度成層型等がある。
  • 熱源機器は、空調負荷の変動に直接追従する必要がなく、効率のよい運転ができる。

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この過去問の解説 (2件)

01

蓄熱方式に関する問題です。

選択肢1. 二次側配管系を開放回路とした場合、密閉回路に比べてポンプ揚程が増大する。

蓄熱方式について、問題文は正しいです。

 

開放水槽とした場合、ポンプ水頭が大きくなるため、搬送動力が増加します。

選択肢2. 氷蓄熱方式は、融解潜熱を利用するため、水蓄熱方式に比べて蓄熱槽の容量が大きくなる。

氷蓄熱方式は、槽内の水の温度差を利用して、水蓄熱方式に氷から水への融解潜熱を加えて、多くの冷熱を小さな蓄熱槽に蓄える方式です

氷蓄熱方式は、氷の融解潜熱を利用し、設置スペースを小さくできるメリットがあります。

選択肢3. 蓄熱槽には、建物の二重スラブ内等に水槽を設置する完全混合型、水深の深い水槽を用いる温度成層型等がある。

問題文の通りです。

選択肢4. 熱源機器は、空調負荷の変動に直接追従する必要がなく、効率のよい運転ができる。

問題文の通りです。

 

低負荷の連続運転を回避できるため、熱源機器の効率の良い運転が可能です。

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02

蓄熱方式に関する問題です。

選択肢1. 二次側配管系を開放回路とした場合、密閉回路に比べてポンプ揚程が増大する。

二次側配管系を開放回路とした場合、密閉回路に比べてポンプ揚程が増大します。

選択肢2. 氷蓄熱方式は、融解潜熱を利用するため、水蓄熱方式に比べて蓄熱槽の容量が大きくなる。

氷蓄熱方式は、水の温度変化による顕熱に加えて、水の相変化に伴う融解潜熱も利用できるため、水蓄熱方式に比べて蓄熱槽の容量が小さくなるため、この記述は誤りです。

選択肢3. 蓄熱槽には、建物の二重スラブ内等に水槽を設置する完全混合型、水深の深い水槽を用いる温度成層型等がある。

蓄熱槽には、建物の二重スラブ内等に水槽を設置する完全混合型、水深の深い水槽を用いる温度成層型等があります。

選択肢4. 熱源機器は、空調負荷の変動に直接追従する必要がなく、効率のよい運転ができる。

熱源機器は、空調負荷の変動に直接追従する必要がなく、効率のよい運転ができます。

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