1級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
問題A 問25
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 学科試験 問題A 問25 (訂正依頼・報告はこちら)
排煙設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
ただし、本設備は「建築基準法」による、区画・階及び全館避難安全検証法並びに特殊な構造によらないものとする。
ただし、本設備は「建築基準法」による、区画・階及び全館避難安全検証法並びに特殊な構造によらないものとする。
- 電源を必要とする排煙設備の予備電源は、30分間継続して排煙設備を作動させることができる容量以上のものとし、かつ、常用の電源が断たれた場合に自動的に切り替えられるものとする。
- 排煙立てダクト(メインダクト)には、原則として、防火ダンパーを設けない。
- 排煙機の耐熱性能には、吸込温度が280℃に達する間に運転に異常がなく、かつ、吸込温度280℃の状態において30分間以上異常なく運転できること等が求められる。
- 2以上の防煙区画を対象とする場合の排煙風量は、120m3/min以上で、かつ最大防煙区画の床面積1m2につき1m3/min以上とする。
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この過去問の解説 (2件)
01
排煙設備に関する問題です。
正
排煙設備の予備電源の説明は、問題文通りです。
排煙設備の予備電源は、「建設省告示第1829号(火災時に生ずる煙を有効に排出することができる排煙設備の構造方法を定める件)」
について、定められています。予備電源については、次のように定められています。
「電源を必要とする排煙設備の予備電源は、自動充電装置か時限充電装置をもつ蓄電池(充電を行なうことなく 30分間継続して排煙設備を作動させられる容量以上とし、開放型の蓄電池では、減液警報装置を有するものに限ります。)
自家用発電装置やこれに類し、常用の電源が断たれた場合に、自動的に切り替えて接続できるようにします。」
なお、消防法でも防災設備には非常用電源を有することが定められています。仕様についての詳細は、建築基準法に比べ細かく決められています。(基本は同じです)
正
問題文の通りです。
排煙機接続のたてダクトの竪穴区画の貫通部、排煙機出口側の煙の排出口部分には、防火ダンパーを設置しません。
正
問題文の通りです。
新排煙設備技術指針の耐熱性能では以下のように規定されています。
「1) 吸込温度が280℃に達する間に運転に異常がなく、吸込温度280℃の状態において30分間以上異常なく運転することができる。
2) 吸込温度が280℃から560℃に達する間に運転に異常がなく、吸込温度560℃の状態において30分間以上著しい損傷なく運転することができる。」
誤
1m2につき1 m3/min以上は誤りで、2 m3/min以上です。
「建築基準法施行令第126条の3」第1項第9号で、風量の規定がなされています。
1) 1つの排煙口の開放に伴って自動的に作動し、1分間に 120 m3以上で、防煙区画部分の床面積 1 m2につき 1 m3/分以上の空気を排出する能力を有する。
2) 2つ以上の排煙口の開放に伴って自動的に作動し、1分間に 120 m3以上で、防煙区画部分の床面積 1 m2につき 2 m3/分以上の空気を排出する能力を有する。
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02
排煙設備に関する問題です。
電源を必要とする排煙設備の予備電源は、30分間継続して排煙設備を作動させることができる容量以上のものとし、かつ、常用の電源が断たれた場合に自動的に切り替えられるものとします。
排煙立てダクト(メインダクト)には、原則として、防火ダンパーを設けません。
排煙機の耐熱性能には、吸込温度が280℃に達する間に運転に異常がなく、かつ、吸込温度280℃の状態において30分間以上異常なく運転できること等が求められます。
2以上の防煙区画を対象とする場合の排煙風量は、120m3/min以上で、かつ最大防煙区画の床面積1m2につき2m3/min以上とするため、この記述は誤りです。
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