1級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
問題A 問32
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 学科試験 問題A 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
排水・通気設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 各個通気の通気管接続箇所は、大便器その他これと類似の器具を除き、トラップウエアより低い位置に設けてはならない。
- グリース阻集器の容量算定において、阻集グリース及び堆積残さの質量算定には掃除周期が関係する。
- 間接排水管は、衛生面を考慮して、機器・装置の種類又は排水の水質を同じくするものごとに系統を分ける。
- 伸頂通気方式における排水横管の許容流量は、各個及びループ通気方式の場合の許容流量と同じである。
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この過去問の解説 (2件)
01
排水・通気設備に関する問題です。
正
問題文通りです。
通気管は、器具のトラップのウエアから管径の2倍以上離れた位置から取り出し、大便器や類似の器具を除き、通気接続箇所はトラップウエアより低い位置には設けません。
正
問題文通りです。
グリース阻集器の容量算定は、1) 流入量計算、2) 阻集グリースと堆積残さの質量計算、3) グリース阻集器の選定の順で行います。
阻集グリースと堆積残さの質量計算は、次のように計算します。
G=Gu+Gb
G:阻集グリースおよび堆積残さの質量 [㎏]
Gu:阻集グリースの質量 [㎏]
Gb:堆積残さの質量 [㎏]
Gu=(1/1000)×A×gu×(n/n0)×iu ································································ (3)
A:店舗全面積 [㎡]、gu:店舗全面積 1㎡・1日当たりの阻集グリースの質量 [g/(㎡・日)]、n:回転数 [人/(席・日)]、n0:補正回転数 [人/(席・日)]、iu:阻集グリースの掃除周期
この計算で、iuは阻集グリースの掃除周期です。
Gbも同じような計算式になりますが、iuに変わって、堆積残さの掃除周期が導入されます。
正
問題文通りです。
機器からのそれぞれの排水管を、1つの排水管に直接接続した場合、排水管が詰まったときに、汚水などが逆流します。それを避けるために、機器からのそれぞれの排水管を、一旦漏斗などで受けて、排水管に接続して配水する、この方式が間接排水管です。
間接排水管は、機器や装置の種類あるいは排水の水質が同じ物ごとに、系統分けするようにします。
誤
伸頂通気方式における排水横管の許容流量は、各個及びループ通気方式の場合の約1/2の許容流量となります。
伸頂通気方式は、排水立て管上部を延長し、外に開放して通気管とする方式です。
この方式は、排水管と通気管を兼用する通気方式のため、各個通気方式やループ通気方式と比べ、許容流量が少なくなります。
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02
排水・通気設備に関する問題です。
各個通気の通気管接続箇所は、大便器その他これと類似の器具を除き、トラップウエアより低い位置に設けてはなりません。
グリース阻集器の容量算定において、阻集グリース及び堆積残さの質量算定には掃除周期、面積、利用人数等が関係します。
間接排水管は、衛生面を考慮して、機器・装置の種類又は排水の水質を同じくするものごとに系統を分けます。
伸頂通気方式における排水横管の許容流量は、各個及びループ通気方式の場合の許容流量と比べて低くなるため、この記述は誤りです。
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