1級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
問題B 問2

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 学科試験 問題B 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

下図のネットワーク工程表に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
ただし、図中のイベント間の A〜I は作業内容、日数は作業日数を表す。
問題文の画像
  • クリティカルパスは1本で、所要日数は30日である。
  • 作業内容Bのトータルフロートは、3日である。
  • 作業内容Iのフリーフロートは、1日である。
  • 作業内容Iの作業日数が3日遅延すれば、クリティカルパスが変更となり所要日数は1日遅延する。

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この過去問の解説 (2件)

01

ネットワーク工程表に関する問題です。

選択肢1. クリティカルパスは1本で、所要日数は30日である。

クリティカルパスはA→C→F→Hの1本で、所要日数は30日です。

選択肢2. 作業内容Bのトータルフロートは、3日である。

作業内容Bが関わる工程であるB→E→Hの作業日数は27日です。

よって、トータルフロートは30−27=3日となります。

選択肢3. 作業内容Iのフリーフロートは、1日である。

作業内容IがかかわるA→C→F→Iの工程の作業日数は7+8+0+6+7=28です。

よって、作業Iのフリーフロートは30−28=2日となり、この記述は誤りです。

選択肢4. 作業内容Iの作業日数が3日遅延すれば、クリティカルパスが変更となり所要日数は1日遅延する。

作業内容Iの作業日数は7+3=10になるため、A→C→F→Iの工程が28→31日となり、この工程がクリティカルパスとなります。

よって31−30=1で所用日数は1日遅延します。

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02

ネットワーク工程表に関する問題です。

 

➀から⑧へ行くルートは、3つあります。

1) ➀→②→⑤→⑥→⑧  26日です。

2) ➀→③→⑦→⑧    27日です。

3) ➀→②→④→⑧    29日です。

 

1)のルートを見ると、③→⑦に行くためには、➀→②が終えている必要があり、また、⑦→⑧に行くためには、➀…→…⑥までが終了する必要があり、さらには、⑤→⑥に行くためには、➀→④が終えている必要があります。

 

これらを加味して、1)のルートで最長となるのは、

1) ➀→②→④→⑤→⑥→⑦→⑧ となって、30日となります。

同様にして、

2) ➀→②→④→⑤→⑥→⑧   となって、28日となります。

3) のルートは変わらず、29日です。

選択肢1. クリティカルパスは1本で、所要日数は30日である。

解説のように、➀→②→④→⑤→⑥→⑦→⑧ が、クリティカルパスで、所要日数30日です。

選択肢2. 作業内容Bのトータルフロートは、3日である。

➀→③→⑦→⑧のルートは、27日ですので、3日のトータルフロートがあります。

選択肢3. 作業内容Iのフリーフロートは、1日である。

➀→②→④→⑤→⑥→⑧のルートは28日ですので、Iはあと2日の余裕があり、フリーフロートは、1日ではなく2日です

選択肢4. 作業内容Iの作業日数が3日遅延すれば、クリティカルパスが変更となり所要日数は1日遅延する。

作業内容Iの作業日数が3日遅延すれば、➀→②→④→⑤→⑥→⑧のルートの日数が28日から、31日となります。

➀→②→④→⑤→⑥→⑦→⑧のルートは変わらず30日です。

➀→②→④→⑧のルートも変わらず、29日です。

 

したがって、➀→②→④→⑤→⑥→⑧のルートが、クリティカルパスとなり、所要日数は1日遅延します。

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