1級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
問題B 問4
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 学科試験 問題B 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
建設工事における安全管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 事業者は、建設工事において重大災害が発生した場合は、労働基準監督署に速やかに報告しなければならない。
- 事業者は、既設汚水ピット内で作業を行う場合は、その日の作業を開始する前に当該作業場における空気中の酸素及び硫化水素の濃度を測定しなければならない。
- ハインリッヒの法則では、1件の重大事故の背後には29件の軽度の事故、さらに300件のヒヤリ・ハットがあるといわれている。
- 送配電線の近くでクレーン作業を行う場合、特別高圧電線からは1.2m以上の離隔距離を確保しなければならない。
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この過去問の解説 (2件)
01
建設工事現場での安全管理に関する問題です。
正
重大災害にも、人災、火災・爆発、クレーン関連の事故、酸欠事故などありますが、基本的には所轄の労働基準監督署長に遅滞なく報告しなければなりません。
事故ごとに、報告すべき事故内容や報告方法などが異なります。(「安衛法施行規則」で決められています。)
正
事業者は、その日の作業開始前に、作業現場の空気中の酸素及び硫化水素の濃度を測定し、測定を行つた以下の事項を記録し、3年間保存します。
1.測定日時、2.測定方法、3.測定箇所、4.測定条件、5.測定結果、6.測定実施者氏名、7.測定結果により酸欠防止措置を講じたときの概要
(「酸素欠乏症等防止規則第3条(作業環境測定等)」)
正
ハインリッヒの法則は、問題文の通りです。
誤
特別高圧電線からは1.2m以上ではなく、2 m以上です。
厚生労働省の告示「基発第759号(移動式クレーン等の送配電線類への接触による感電災害の防止対策について)」によって、離隔距離が決められて、指導するように通達されています。
2 m
ただし、60kV以上は10kVまたはその端数
を増すごとに20 cm増す。
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02
建設工事における安全管理に関する問題です。
事業者は、建設工事において重大災害が発生した場合は、労働基準監督署に速やかに報告しなければならないため、この記述は正しいです。
事業者は、既設汚水ピット内で作業を行う場合は、その日の作業を開始する前に当該作業場における空気中の酸素及び硫化水素の濃度を測定しなければならないため、この記述は正しいです。
ハインリッヒの法則では、1件の重大事故の背後には29件の軽度の事故、さらに300件のヒヤリ・ハットがあるといわれています。
送配電線の近くでクレーン作業を行う場合、特別高圧電線からは2m以上の離隔距離を確保しなければならないため、この記述は誤りです。
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