1級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
問題B 問6
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 学科試験 問題B 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
配管の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 冷温水横走り配管(上り勾配の往き管)の径違い管を偏心レジューサーで接続する場合、管内の下面に段差ができないように接続する。
- 建物のエキスパンションジョイント部を跨ぐ配管においては、変位を吸収するためフレキシブルジョイントを設置する。
- 冷温水配管の主管から枝管を分岐する場合、エルボを3個以上用いて、管の伸縮を吸収できるようにする。
- 飲料用高置タンクからの給水配管の完了後、管内の洗浄において末端部で遊離残留塩素が0.2mg/L以上検出されるまで消毒する。
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この過去問の解説 (2件)
01
配管の施工に関する問題です。
誤
冷温水配管では空気が入ると障害が起きやすいが、若干の空気は入ってしまいます。そのため、配管では空気の溜まりが生じない配管施工が必要です。
空気だまりの原因には段差があるときに生じるため、段差が生じない縮径レジューサを使用します。
偏心レジューサを使う場合は、上面をフラットとなるように接続し、下部に段差が生じさせて、空気だまりを作らないように配管します。
正
屋外から一般建物を通過する配管やエキスパンションジョイント部を跨ぐ配管には、地震などの大きな変化があったときに変位を吸収できる継手(フレキシブルジョイント型継手)を設けます。
正
本管より枝管に分岐する場合、管のは温度変化によって伸縮します。
分岐配管の変位を吸収するために、分岐はエルボ3個以上を使って、分岐します。
例図を下記します。
正
試運転調整として、給水設備は、端末の給水栓では、有利残留塩素濃度が 0.2 mg/L になるまで消毒を行います。
「水道法施行規則第17条」では、「給水栓の水が、遊離残留塩素を0.1 mg/L以上保持するよう塩素消毒を行う。供給水が病原生物の著しい汚染のおそれがある場合、病原生物の汚染の疑いがあるような生物や物質を多量に含むようであれば、給水栓の水の遊離残留塩素は、0.2 mg/L以上とします。」
となっていますので、問題の 0.2 mg/L には、前提条件を付けるべきでしょう。
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02
配管の施工に関する問題です。
冷温水横走り配管(上り勾配の往き管)の径違い管を偏心レジューサーで接続する場合、管内の上面に段差ができないように接続するため、この記述は誤りです。
建物のエキスパンションジョイント部を跨ぐ配管においては、変位を吸収するためフレキシブルジョイントを設置します。
冷温水配管の主管から枝管を分岐する場合、エルボを3個以上用いて、管の伸縮を吸収できるようにします。
飲料用高置タンクからの給水配管の完了後、管内の洗浄において末端部で遊離残留塩素が0.2mg/L以上検出されるまで消毒します。
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