1級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
問題B 問12

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 学科試験 問題B 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

建設工事現場における安全管理に関する記述のうち、「労働安全衛生法」上、誤っているものはどれか。
  • 事業者は、酸素欠乏危険場所の作業場における空気中の酸素の濃度を測定した記録は、1年間保存しなければならない。
  • つり上げ荷重が1トン以上の移動式クレーンの玉掛けの業務を行う者は、当該業務に係る技能講習を修了した者でなければならない。
  • 事業者は、建築物の解体等の作業を行うときは、解体等対象建築物等の全ての材料について石綿障害予防規則に定められた方法で事前調査をしなければならない。
  • 事業者は、酸素欠乏危険作業に労働者を従事させる場合、当該作業を行う場所の空気中の酸素濃度を保つための換気に、純酸素を使用してはならない。

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この過去問の解説 (1件)

01

建設工事現場での作業時の安全管理に関する問題です。

選択肢1. 事業者は、酸素欠乏危険場所の作業場における空気中の酸素の濃度を測定した記録は、1年間保存しなければならない。

酸素濃度測定記録の保存は、3年間です。

 

作業を開始する前に、作業場の空気中の酸素濃度を測定し、次の事項を記録して、これを3年間保存しなければなりません。

1.測定日時

2.測定方法

3.測定箇所

4.測定条件

5.測定結果

6.測定を実施した者の氏名

7.測定結果に基づいて酸素欠乏症等の防止措置を講じたときは、当該措置の概要

「酸素欠乏症等防止規則第3条(作業環境測定等)」によります。

選択肢2. つり上げ荷重が1トン以上の移動式クレーンの玉掛けの業務を行う者は、当該業務に係る技能講習を修了した者でなければならない。

つり上げ荷重が一トン以上のクレーン、移動式クレーンの玉掛けの業務は、玉掛け技能講習を修了した者でなければ、当該業務に就かせてはなりません。

 

「労働安全衛生法施行令第20条第16項(就業制限に係る業務)」及び、「クレーン等安全規則第221条第1項(就業制限)」

選択肢3. 事業者は、建築物の解体等の作業を行うときは、解体等対象建築物等の全ての材料について石綿障害予防規則に定められた方法で事前調査をしなければならない。

「石綿障害予防規則第3条(事前調査及び分析調査)」第1項の規定と同じ内容です。

選択肢4. 事業者は、酸素欠乏危険作業に労働者を従事させる場合、当該作業を行う場所の空気中の酸素濃度を保つための換気に、純酸素を使用してはならない。

事業者が酸素欠乏危険作業に従事させるとき、作業場所の空気中の酸素濃度を18%以上に保つよう換気する必要がありますと、「酸素欠乏症等防止規則第5条」の第1項で定めていますが、同条第3項で、「換気が行われるときは、純酸素を使用してはならない」と定めています。

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