1級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
問題B 問13

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 学科試験 問題B 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

労働条件に関する記述のうち、「労働基準法」上、誤っているものはどれか。
  • 使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。
  • 労働基準法で定める基準に達しない労働条件を定める労働契約は、その労働契約のすべてにおいて無効とする。
  • 使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。
  • 使用者は、労働契約に附随して貯蓄の契約をさせ、又は貯蓄金を管理する契約をしてはならない。

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この過去問の解説 (1件)

01

労働基準法による事業者と労働者の契約等に関する問題です。

選択肢1. 使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。

「労働基準法第15条(労働条件の明示)」の第1項の規定通りの文章です。

 

このときに示す労働条件は、「労働基準法施行規則第5条」で10項目以上示されています。

選択肢2. 労働基準法で定める基準に達しない労働条件を定める労働契約は、その労働契約のすべてにおいて無効とする。

「労働基準法第13条(この法律違反の契約)」では、「基準に達しない労働条件を定める労働契約は、その部分については無効とする。」とあって、問題文の「すべてにおいて」ではありません

選択肢3. 使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。

「労働基準法第16条(賠償予定の禁止)」の規定通りの内容です。

選択肢4. 使用者は、労働契約に附随して貯蓄の契約をさせ、又は貯蓄金を管理する契約をしてはならない。

「労働基準法第18条(強制貯金)」の第1項の規定通りです。

まとめ

今回の問題は、4選択肢とも、労働基準法の法文そのままが出されています。

そのうちの1つにひっかけを作った問題で、簡単すぎて、誤りを見つけるのが難しいかもしれません。

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