1級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
問題B 問23

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この過去問の解説 (1件)

01

公共工事の施工計画と工程等に関する問題です。

選択肢1. 工事の受注者は、設計図書に基づく請負代金内訳書及び実行予算書を、発注者に提出しなければならない。

「公共工事標準請負契約約款第3条」では、受注者は、この契約締結後〇日以内に設計図書に基づいて、請負代金内訳書及び工程表を作成し、発注者に提出しなければならない。

とあって、提出するのは、請負代金内訳書と、実行予算書ではなく、工程表です

選択肢2. 総合施工計画書は受注者の責任において作成されるが、設計図書に特記された事項については監督員の承諾を受ける。

総合施工計画書は工事全体の施工計画で、受注者が各下請負会社から計画を聞いて、作成します。

設計図書の特記された事項の施工計画は、特記事項の業種に関わる特殊な施工方法を検討して計画するため、実際に施工に当たる監督員の承認が必要です。

選択肢3. 工事に使用する材料は、設計図書にその品質が明示されていない場合にあっては、最低限の品質を有するものとする。

「公共工事標準請負契約約款第13条第1項」では、次のように規定されています。

「工事材料の品質は、設計図書に定める品質とするが、設計図書にその品質が明示されていない場合は、中等の品質を有するものとする。」

 

したがって、設計図書にその品質が明示されていない場合は最低限の品質ではなく中等の品質とします

選択肢4. 総合工程表は、現場の仮設工事から、完成時における試運転調整、後片付け、清掃までの全工程の予定を表すものである。

総合工程表は、工事前の仮設工事、着工開始の工程、検査工程、官庁検査工程、試運転工程、仮設撤去などの仕上げ工程、最終後片付けなどの工程を大まかに示すものです。

総合工程表をもとに、業種ごとの総合工程、詳細工程が作成されます。

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