1級管工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
問題A 問22
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 学科試験 問題A 問22 (訂正依頼・報告はこちら)
下図に示すように、空気清浄装置を介した外気で室の換気を行う場合、定常状態における換気量(V)の計算式として、適当なものはどれか。
ここに、
V:換気量=外気量〔m3/h〕
M:室内の汚染物質発生量〔mg/h〕
C:室内の汚染物質濃度〔mg/m3〕
CO:外気の汚染物質濃度〔mg/m3〕
η:空気清浄装置の汚染物質の捕集率
ここに、
V:換気量=外気量〔m3/h〕
M:室内の汚染物質発生量〔mg/h〕
C:室内の汚染物質濃度〔mg/m3〕
CO:外気の汚染物質濃度〔mg/m3〕
η:空気清浄装置の汚染物質の捕集率
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この過去問の解説 (1件)
01
空気清浄装置を通して外気で室の換気を行う場合の換気量を求める問題です。
汚染源(例えばCO2)が室内に有る時の必要換気量を求めます。
汚染物質の収支は、室内にある汚染物Cは、許容汚染物質濃度と考えらえます。
発生する汚染物質量Mと、取り込んだ外気量の汚染物質の総和量が、許容汚染物質となる換気量を求めます。
部屋から排出される汚染物質量は、V×C [mg/h]です。
部屋に入ってくる外気からの汚染物質量は、V×C0 ですが、空気清浄機で汚染物質が捕集されますので、汚染物質濃度は、(1-η)×C0 になります。
したがって、部屋に入ってくる外気からの汚染物質量は、V×((1-η)×C0) です。
必用な換気量Vは、排出される汚染物質量は、V×C [mg/h] と、部屋に存在する汚染物質量 V×((1-η)×C0) +M が同じ値になれば、部屋の汚染物質濃度は、常に C に保持されます。
したがって、計算式は、次となります。
V×C [mg/h] = (V×((1-η)×C0) +M) [mg/h]
よって、Vを求める式は、次式になります。
V = M/(C-(1-η)×C0)
誤
1+ηでは、空気清浄ではなく空気汚染機になります。
誤
1+ηを掛ける相手は外気量 C0です。1+ηについては空気清浄ではなく空気汚染機になります。
正
解説で展開した計算式通りです。
誤
1-ηを掛ける相手は外気量 C0です。
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