1級管工事施工管理技士 過去問
令和5年度(2023年)
問37 (問題A 問37)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級管工事施工管理技士試験 令和5年度(2023年) 問37(問題A 問37) (訂正依頼・報告はこちら)

浄化槽の処理対象人員の算定に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 体育館は、延べ面積に定数を乗じて算定する。
  • 公衆便所は、利用人員に定数を乗じて算定する。
  • 事務所は、業務用厨房設備の有無により、異なる定数を延べ面積に乗じて算定する。
  • ホテル・旅館は、結婚式場又は宴会場の有無により、異なる定数を延べ面積に乗じて算定する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

浄化槽の処理対象人員の算定に関する問題です。

以下の解説では、nを処理対象人員、Aを建物の延べ面積として表現します。

選択肢1. 体育館は、延べ面積に定数を乗じて算定する。

n = 0.065×A

ですので、問題文は正しい表現です。

選択肢2. 公衆便所は、利用人員に定数を乗じて算定する。

n = 16×C

Cは、大便器と小便器、両用の便器の便器総数の値です。

したがって、公衆便所は、利用人員ではなく、便器総数に定数を乗じて算定します。

選択肢3. 事務所は、業務用厨房設備の有無により、異なる定数を延べ面積に乗じて算定する。

事務所に業務用厨房設備がある場合は、次の算定式となります。

n = 0.075×A

業務用厨房設備を設けない場合は、次式です。

n = 0.06×A

選択肢4. ホテル・旅館は、結婚式場又は宴会場の有無により、異なる定数を延べ面積に乗じて算定する。

ホテル・旅館に、結婚式場や宴会場がある場合は次式です。

n = 0.15×A

ホテル・旅館に、結婚式場や宴会場がない場合は次式です。

n = 0.075×A

参考になった数17

02

浄化槽の処理対象人員の算定に関する問題です。

 

選択肢1. 体育館は、延べ面積に定数を乗じて算定する。

その通りです。

 

n=0.065Aによって算出されます。

(n:人員(人)・A:延べ面積(㎡)を指す)

 

選択肢2. 公衆便所は、利用人員に定数を乗じて算定する。

誤りです。

 

n=16cによって算出されます。

(n:人員(人)・c:便器数(個)を指す)

選択肢3. 事務所は、業務用厨房設備の有無により、異なる定数を延べ面積に乗じて算定する。

その通りです。

 

厨房がある場合は、n=0.075A

厨房が無い場合は、n=0.06A によって算出されます。

(n:人員(人)・A:延べ面積(㎡)を指す)

選択肢4. ホテル・旅館は、結婚式場又は宴会場の有無により、異なる定数を延べ面積に乗じて算定する。

その通りです。

 

結婚式場・宴会場がある場合は、n=0.15A

結婚式場・宴会場が無い場合は、n=0.075A によって算出されます。

(n:人員(人)・A:延べ面積(㎡)を指す)

参考になった数1

03

浄化槽の処理対象人員の算定に関する問題です。

選択肢1. 体育館は、延べ面積に定数を乗じて算定する。

 

文章の通りです。

体育館は延べ面積で算定します。

選択肢2. 公衆便所は、利用人員に定数を乗じて算定する。

 

公衆便所は利用人数ではなく、

総便器数で算定します。

 

よって設問は誤りです。

選択肢3. 事務所は、業務用厨房設備の有無により、異なる定数を延べ面積に乗じて算定する。

 

文章の通りです。

 

事務所は業務用厨房設備の有無で算定方法が異なります。

業務用厨房設備がある→延べ面積×0.075

業務用厨房設備がない→延べ面積×0.06

で算定します。

選択肢4. ホテル・旅館は、結婚式場又は宴会場の有無により、異なる定数を延べ面積に乗じて算定する。

 

文章の通りです。

 

ホテル・旅館は結婚式場か宴会場の有無で算定方法が異なります。

結婚式場か宴会場がある→0.15×A

結婚式場か宴会場がない→0.75×A

で算定をします。

参考になった数0