1級管工事施工管理技士 過去問
令和5年度(2023年)
問47 (問題B 問3)
問題文
品質管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
1級管工事施工管理技士試験 令和5年度(2023年) 問47(問題B 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
品質管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- デミングサークルの目的は、作業において、計画(P)→実施(D)→点検(C)→改善(A)の4つの段階を繰り返し、品質を向上させ改善を図ることである。
- 品質計画を具現化するためのQC工程図は、一連の工程の流れに沿い、管理項目、管理水準、管理方法等を設定し、管理値を外れた場合の処置方法等を定めておくものである。
- 特性要因図は、大きな不良項目、不良項目の順位、各不良項目が全体に占める割合等を読み取ることができる。
- 品質管理を行うことによる効果には、品質の向上以外にも、手直しの減少、工事原価の低減等がある。
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この過去問の解説 (3件)
01
品質管理に関する問題です。
正
デミングサークルの目的については、問題文の通りです。
正
QC工程図については、問題文の通りです。
誤
特性要因図は、問題となっている事と、与えられた影響項目(要因)で問題になったことから、問題と影響項目(要因)を体系的に整理して、一目で分かる図としたものです。
さらに、それぞれの要因は、なぜその要因が起こるかを1段、2段と要因分析を深掘りし、関係者が意見を出し合ってて、最も要因として考えられるものを絞り込みます。
問題文の管理図は、パレート図です。
正
品質管理を行うことによる効果は、問題文通りです。
生産工場で行う品質管理は、設計から検査に至る各工程の目標とする品質を維持・向上させ、経済的に最も安価となる生産を行うための活動です。
工事施工に関しても、全く同様に捉えることができます。
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02
品質管理に関する問題です。
〇
文章の通りです。
デミングサークルはPDCAサークルともいい、
P→計画(Plan)
D→実施(Do)
C→点検(Check)
A→改善(Act)
のサイクルを継続的に回すことで、
品質向上・効率化・問題早期発見につながります。
〇
文章の通りです。
QC工程図は品質管理計画を具体的に実行するための図です。
QC工程図を活用することで品質の安定化・工程の見える化・
トラブル時の迅速な対応が可能になります。
✕
特性要因図は問題の原因を分析する図になり、
別名フィッシュボーン図とも言われています。
設問はパレート図の説明になります。
よって設問は誤りです。
〇
文章の通りです。
品質管理を適切に行うことで
・手直しの減少
・工事原価の低減
・納期短縮
・安全性の向上
の効果があります。
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03
品質管理に関する問題です。
その通りです。
計画(Plan)→実施(Do)→点検(Check)→改善(Act)の4段階を繰り返すことで、
継続的に業務改善を行い、品質を向上させるものです。
その通りです。
QC工程図は材料の入荷から完成までの間で誰がどのような検査を行うかを事前に定め、
一目でわかるように図示したものです。
誤りです。
特性(結果)に対してどのような要因(原因)があるかを可視化したもので、
その形が魚の骨の形に似ているから別名フィッシュボーン図とも呼ばれます。
一方、問題文の解説は、パレート図のことであり、
棒グラフと線グラフを組み合わせた複合グラフであり、
発生している問題の大部分を占めているものを割り出すのに効果的です。
その通りです。
品質管理は、手直しの減少に直結し、その結果工事原価を抑えることが可能です。
品質管理に関する問題でした。
品質管理は施工管理の中の最重要項目の一つです。
各品質管理の方法を知識だけでなく、実際の作業でも行ってみるとよりよい施工管理につながるでしょう。
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