1級管工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
問題B 問6
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 学科試験 問題B 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
配管及び配管附属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 蒸気管の横走り管を、形鋼振れ止め支持により下方より支持する場合には、ローラ金物等を使用する。
- 硬質塩化ビニルライニング鋼管の切断は、チップソーカッターを使用する。
- 周囲の気温が0℃以下の場合は、原則として溶接作業を行わない。
- 空気調和機への冷温水量を調整する混合型電動三方弁は、一般的に、冷温水管の還り管に設ける。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (1件)
01
配管及び配管附属品の施工に関する問題です。
正
蒸気管の横走り管については、問題文通りです。
なお、蒸気管の横走り管は、伸縮継手と固定点との中間に、座屈を防止するために、形鋼振れ止めで支持します。
誤
鋼管やライニング鋼管の切断では、丸のこ、帯のこ(帯のこ盤=バンドソー)、弓のこ盤のような金のこ(切断機)を使い、管軸に対し直角に切断します。
切断時のポイントは、バリやかえりを生じない切断方法とし、切断面をほぼ真円にします。
注意する点は、ガス切断のような発熱を伴うもの、多量の切粉を発するチップソーカッターは、使用しないことです。
正
現場での溶接時の主な注意点は次のようになります。
・降雨・降雪・強風の時は溶接をしません。
・周囲気温が0℃以下の時は溶接をしません。
なお、周囲が―15℃以上であれば、溶接部を予熱する方法もあります。
・溶接は下向き溶接とします。
・溶接前に、水分・油・塗料など溶接面に障害となるものを除去します。
正
空気調和機の冷温水管は、流出側(還り管)はコイル上部から、流入側(往き管)はコイル下部へ接続します。空気調和機の冷温水管の返り管側に電動三方弁を設けて、冷温水量を調節します。
電動三方弁は混合型と分流型がありますが、冷温水量を調節する電動三方弁は、混合型が使用されます。
冷温水コイル周りの配管系を参考に下図に示します。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
前の問題(問5)へ
令和5年度(2023年)問題一覧
次の問題(問7)へ