1級管工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
問題B 問7

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 学科試験 問題B 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

ダクトの施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • コーナーボルト工法ダクトのフランジ押さえ金具は再使用しない。
  • 低圧ダクトは、常用圧力(運転時におけるダクト内圧)が±700Pa以下の部分に使用する。
  • アングルフランジ工法ダクトは、フランジ接合部分の鉄板の折返しを5mm以上とする。
  • 共板フランジ工法ダクトは、フランジ用ガスケットの厚さが5mm以上のものを使用する。

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この過去問の解説 (1件)

01

ダクトの施工に関する問題です。

選択肢1. コーナーボルト工法ダクトのフランジ押さえ金具は再使用しない。

コーナーボルト工法では、共板フランジ工法、スライドオンフランジ工法ともに、ダクト接続は亜鉛鉄板を折り曲げたフランジを使用します。

フランジは、4隅にボルトとナットとクリップのようなフランジ押さえ金具で接続しますが、押さえ金具は規定の間隔で取付けると、一度使用したクリップなどは、長期間力が掛かったままのため、再使用は不可です。

選択肢2. 低圧ダクトは、常用圧力(運転時におけるダクト内圧)が±700Pa以下の部分に使用する。

低圧ダクトは、通常運転するときの内圧が +500 Pa以下、または -500 Pa以内の部分に使用します。

したがって、±700Pa以下の部分に使用は誤りです。

選択肢3. アングルフランジ工法ダクトは、フランジ接合部分の鉄板の折返しを5mm以上とする。

アングルフランジ工法ダクトの施工は、問題文の通りです。

ダクト接合部の4隅には。隙間ができますが、シール材等で塞ぎます。

選択肢4. 共板フランジ工法ダクトは、フランジ用ガスケットの厚さが5mm以上のものを使用する。

コーナーボルト工法による接続は、ダクト本体を加工したフランジに、ガスケットを挟んで接続します。

使用されるガスケットのは、繊維系フェルト状のものが多く、他にも樹脂発泡体、ゴム発泡体などあり、厚さは3mmから6mmまでダクトの使用目的によって選びます。

コーナーボルト工法では、接合締め付け力が弱いため、厚みと弾力性のあるガスケットを必要とし、厚さが5mm以上を使用します。

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