1級管工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
問題B 問13

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 学科試験 問題B 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

労働条件に関する記述のうち、「労働基準法」上、誤っているものはどれか。
  • 使用者は、満18才に満たない者について、その年齢を証明する戸籍証明書を事業場に備え付けなければならない。
  • 常時10人以上の労働者を使用する使用者は、就業規則を作成し、労働基準監督署長に届け出なければならない。
  • 使用者は、満18才に満たない者を、最大積載荷重が1tの人荷共用のエレベーターの運転の業務に就かせてはならない。
  • 使用者は、各事業場ごとに労働者名簿を、各労働者(日々雇い入れられる者を除く。)について調製し、労働者の氏名、生年月日、履歴等を記入しなければならない。

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この過去問の解説 (1件)

01

労働基準法による労働条件に関する問題です。

選択肢1. 使用者は、満18才に満たない者について、その年齢を証明する戸籍証明書を事業場に備え付けなければならない。

「労働基準法第57条(年少者の証明書)」の規定通りです。

選択肢2. 常時10人以上の労働者を使用する使用者は、就業規則を作成し、労働基準監督署長に届け出なければならない。

「労働基準法第89条(就業規則 作成及び届出の義務)」の規定通りです。

なお、就業規則は、11項目挙げられています。

選択肢3. 使用者は、満18才に満たない者を、最大積載荷重が1tの人荷共用のエレベーターの運転の業務に就かせてはならない。

最大積載荷重が1tの人荷共用のエレベーターの運転の業務誤りです。

 

「労働基準法第62条(危険有害業務の就業制限)」では、満18歳に満たない者に、厚生労働省令で定める危険な業務に就かせてはいけない、と規定されています。

 

「年少者労働基準規則第8条(年少者の就業制限の業務の範囲)」に、危険と見なす作業の項目が、46項目挙げられています。エレベーターに関しては、次のように規定されています。

「5.最大積載荷重が2トン以上の人荷共用または荷物用エレベーターまたは高さ15m以上のコンクリート用エレベーターの運転業務

選択肢4. 使用者は、各事業場ごとに労働者名簿を、各労働者(日々雇い入れられる者を除く。)について調製し、労働者の氏名、生年月日、履歴等を記入しなければならない。

「労働基準法第107条(労働者名簿)」に規定されている通りです。

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