1級管工事施工管理技士 過去問
令和5年度(2023年)
問63 (問題B 問19)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級管工事施工管理技士試験 令和5年度(2023年) 問63(問題B 問19) (訂正依頼・報告はこちら)

不活性ガス消火設備に関する記述のうち、「消防法」上、誤っているものはどれか。
  • 手動式の起動装置は、2以下の防護区画又は防護対象物ごとに設ける。
  • 非常電源は、自家発電設備、蓄電池設備又は燃料電池設備によるものとし、当該設備を有効に1時間作動できる容量以上とする。
  • 貯蔵容器は、防護区画以外の場所に設ける。
  • 配管は、専用とし落差は50m以下とする。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

「消防法」上の、不活性ガス消火設備に関する問題です。

選択肢1. 手動式の起動装置は、2以下の防護区画又は防護対象物ごとに設ける。

手動式の起動装置は2以下の、ではなく、1の、です。

 

「消防法施行規則第19条(不活性ガス消火設備に関する基準)」第15項に、手動式起動装置の定めることが規定されています。ロ では、次のように規定されます。

「起動装置は、一の防護区画又は防護対象物ごとに設けること」

選択肢2. 非常電源は、自家発電設備、蓄電池設備又は燃料電池設備によるものとし、当該設備を有効に1時間作動できる容量以上とする。

「消防法施行規則第19条(不活性ガス消火設備に関する基準)」第20項に、問題文の内容が規定されています。

選択肢3. 貯蔵容器は、防護区画以外の場所に設ける。

「消防法施行規則第19条(不活性ガス消火設備に関する基準)」第6項 イ に、貯蔵容器は、防護区画以外の場所に設けると規定されています。

選択肢4. 配管は、専用とし落差は50m以下とする。

「消防法施行規則第19条(不活性ガス消火設備に関する基準)」第7項 イ に、配管は、専用とする、と規定されています。

ホ には、落差は、50 m以下とすることが規定されています。

参考になった数12

02

不活性ガス消火設備に関する問題です。

不活性ガス消火設備は、不活性ガス(4種類)とハロゲン化物(4種類)のいずれかのガスを用いる、酸欠による消火方式です。

選択肢1. 手動式の起動装置は、2以下の防護区画又は防護対象物ごとに設ける。

誤りです。

 

『起動装置は、一の防護区画又は防護対象物ごとに設けること。』

上記のように「消防法施行規則第19条15 ロ」に記載されています。

選択肢2. 非常電源は、自家発電設備、蓄電池設備又は燃料電池設備によるものとし、当該設備を有効に1時間作動できる容量以上とする。

その通りです。

 

二十 非常電源は、自家発電設備、蓄電池設備又は燃料電池設備によるものとし、その容量を当該設備を有効に一時間作動できる容量以上とする(略)』

上記のように「消防法施行規則第19条20」に記載されています。

選択肢3. 貯蔵容器は、防護区画以外の場所に設ける。

その通りです。

 

「消防法施行規則第19条6 イ」に記載されています。

また、40℃以下で温度変化が少なく、直射日光や雨水のかかる恐れが少ない場所とも定められています。

選択肢4. 配管は、専用とし落差は50m以下とする。

その通りです。

 

落差(配管の最も低い位置にある部分から最も高い位置にある部分までの垂直距離をいう。次条第四項第七号ホ及び第二十一条第四項第七号トにおいて同じ。)は、50m以下であること。』

上記のように「消防法施行規則第19条7 ニ」に記載されています。

参考になった数2

03

不活性ガス消火設備の消防法に関する問題です。

選択肢1. 手動式の起動装置は、2以下の防護区画又は防護対象物ごとに設ける。

 

手動式の起動装置は1の防護区画・対象物ごとに設けます。

消防法施行規則第19条15項

規定されています。

 

よって設問は誤りです。


 

選択肢2. 非常電源は、自家発電設備、蓄電池設備又は燃料電池設備によるものとし、当該設備を有効に1時間作動できる容量以上とする。

 

文章の通りです。

 

消防法施行規則第20条に規定されています。


 

選択肢3. 貯蔵容器は、防護区画以外の場所に設ける。

 

文章の通りです。

 

消防法施行規則第20条6項

規定されています。


 

選択肢4. 配管は、専用とし落差は50m以下とする。

 

文章の通りです。

 

消防法施行規則第20条7項(二)

規定されています。


 

参考になった数1