1級管工事施工管理技士 過去問
令和5年度(2023年)
問70 (問題B 問26)
問題文
建設工事における安全管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
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問題
1級管工事施工管理技士試験 令和5年度(2023年) 問70(問題B 問26) (訂正依頼・報告はこちら)
建設工事における安全管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
- 労働災害により休業した場合の休業日数の数え方は、休業事由が発生した翌日から数え、休業期間内に休日等が含まれる場合は、これを除いた暦日数が休業日数となる。
- 5S活動とは、安全で健康な職場づくりと生産性の向上を目指す活動のことで、「整理、整頓、清掃、清潔、しつけ」の5つをいう。
- 要求性能墜落制止用器具は、定期点検を1年に1回行う必要があり、点検で異常がない場合でも材質の劣化を考慮してハーネス(ベルト)は定期的に交換することが推奨されている。
- 一つ目の就業場所での勤務が終了した後に、二つ目の就業場所へ向かう途中で負傷した場合は通勤災害である。
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この過去問の解説 (3件)
01
建設工事における安全管理に関する問題です。
誤
休業日数の数え方は、災害などで休業が発生した場合、発生した日は含めないで、その翌日から数えます。
休業に要する期間の中に、休日が含まれたときは、休日も含めた暦日数が、休業日数となります。
例えば、木曜日に災害に合って、翌週の水曜日まで休業した場合は、金・月・火・水までは勤務日なので休業になります。さらに、土と日は休日ですが、休業日に加え、6日間が休業日となります。
なお、休業日が4日未満か、4日以上かで、報告様式が異なります。
正
4S活動は、整理、整頓、清掃、清潔ですが、5S活動では、「しつけ」を加えます。
誤
基発 0622 第2号(墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドライン)第6に、要求性能墜落制止用器具の点検・保守・保管が定められています。
点検は、日常点検のほかに、一定期間ごとに定期点検を行いますが、定期点検の間隔は半年を超えないように定められています。
点検時には、安全上必要な部品が全て揃っていることを確認し、各部品の損傷程度による使用限界は、部品の材質・寸法・構造・使用条件から設定することです。
ハーネス(ベルト)の定期的交換は、定めはありません。
日本安全帯研究会の自主基準では、フルハーネス(ベルト)は3年、(ランヤード部)は2年での交換が推奨されています。
正
「労働者災害補償保険法第7条」第1項3号に、通勤災害が定義されています。
労働者が通勤時に負った負傷、疾病、障害または死亡が、通勤災害です。
同法の4号に通勤についての規定があります。
1) 住居と就業場所間の往復
2) 就業場所から、他の就業場所への移動
3) 1)の往復に先行するか後続する住居間の移動
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02
安全管理に関する問題です。
誤りです。
休業日数は休業事由が発生した翌日から数え、
土日・祝日のような休日が含まれる場合も休業日数と換算します。
その通りです。
誤りです。
要求性能墜落制止用器具の定期点検は、
半年を超えない一定の期間での点検が定められています。
また、ベルトの定期的な交換に関しては定められていません。
その通りです。
『(1)住居と就業の場所との間の往復
(2)就業の場所から他の就業の場所への移動
(3)住居と就業の場所との間の往復に先行し、又は後続する住居間の移動』
上記の間に被った負傷、疾病、障害又は死亡を通勤災害と定められています。
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03
建設工事の安全管理に関する問題です。
✕
休業日数は休業事由が発生した翌日から実際に労働不能な期間の
すべての暦日数をカウントします。
よって設問は誤りです。
〇
文章の通りです。
5S活動は職場の整理整頓・効率化・安全性向上を目的とした
改善活動のことです。
5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を指します。
✕
墜落制止用器具の定期点検は半年に1回の間隔で点検します。
設問の1年に1回は誤りです。
〇
文章の通りです。
合理的な通勤経路・業務の移動・労災保険適用範囲内の勤務が
通勤災害として認められる条件です。
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