1級管工事施工管理技士の過去問
令和6年度(2024年)
問題A 1 問1
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和6年度(2024年) 学科試験 問題A 1 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
水に次亜塩素酸ナトリウムを注入し、濃度が均一になった後の、残留塩素濃度と経過時間の関係を表すグラフとして、適当なものはどれか。
- ①
- ②
- ③
- ④
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この過去問の解説 (1件)
01
次亜塩素酸ナトリウムを水に入れた後の、残留塩素濃度と経過時間の関係の問題です。
浄水設備には消毒用の1つとして、次亜塩素酸ナトリウムの塩素剤使用されます。
塩素が水に溶けると次亜塩素酸(HOCL)が生じ、これは高い殺菌作用があり、遊離残留塩素となります。
残留塩素は水にアンモニアなどが有ると、反応してアンモニウムと塩素の化合物を生成し、これらは総称してクロラミンと称され、残留塩素に比べると1/25以下と弱くなります。
その結果、残留塩素の濃度が低くなり、水に入れなければならない基準(0.1mg/L)を下回ることがあります。
なお、最初に投入する次亜塩素酸ナトリウムは、水の汚れから計算で投入量が計算されます。
また、基準を下回りそうであれば、途中の排水設備で塩素を使い投入します。
誤
定期に塩素を投入すれば、経過時間とともに濃度が上昇します。問題には塩素を追加する理由がないため、誤りとします。
誤
最初に塩素を投入して基準値より高くして、あのままにしておく時の濃度です。これも前問と同様理由がないため、誤りとします。
誤
最初に次亜塩素酸ナトリウム投入し、水に何も不純物がなければ、濃度は一定となります。
通常は水には不純物が多少とも含まれますので、現実的でないため、誤りとします。
正
通常は水には不純物が含まれるため、残留塩素の濃度は徐々に減少します。
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