2級管工事施工管理技士 過去問
平成29年度(2017年)
問2 (ユニットA 問2)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 平成29年度(2017年) 問2(ユニットA 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

次の指標のうち、室内環境と関係のないものはどれか。
  • 気流
  • 予想平均申告( PMV )
  • 浮遊物質( SS )
  • 平均放射温度

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この過去問の解説 (3件)

01

室内環境に該当しないものを選択する問題です。

1.気流には、

 0.5m/s以下の基準が存在します。

 気流自体が強すぎても弱すぎても、

 暑く又は寒くなる要因となるためです。 

2.予想平均申告(PMV)とは、

 気温・湿度・気流・放射熱・代謝量・着衣量

 の6要素に基づき室内の快適さを指す指標として扱われます。

3.浮遊物質(SS)は、

 水質汚濁に関する基準になります。

 室内環境に関してではありません。 

 

4.平均放射温度とは、

 周囲の物等の温度の平均値のことです。

 室温に対してこの平均放射温度が+又は-されるため、

 室内での体感温度に影響があります。 

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02

1 〇

高温でも風があれば涼しく、低温で風が強いと体熱が奪われてより寒く感じます。

2 〇

PMV(予測平均温冷感温度)とは温熱環境6要素を考慮した総合温熱環境指標です。

温度・湿度・気流・放射・代謝量・着衣量から考慮されます。

3 ×

浮遊物質 (SS)とは、 水中に浮遊する粒子径2mm以下の不溶解性物質の総称であり、室内環境とは関係ありません。

4 〇

MRT(平均放射温度)は、周囲の全方向から受ける熱放射を平均化した温度表示の事です。

MRTは、グローブ温度・空気温度・気流速度から換算されます。

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03

室内環境と関係のある指標に関する問題です。

選択肢1. 気流

室内環境に関係のある指標です

 

室内空気の流れの平均風速は、室内空気の流れによる温冷感に影響する主なもので、気流の乱れも併せて考える必要があります。

選択肢2. 予想平均申告( PMV )

室内環境に関係のある指標です

 

PMVは、人体と環境との熱交換量に基づいて、熱的中立温度を予測し、人体の温冷感を数値で表します。

代謝量、衣服の熱抵抗、放射熱、気温、湿度、風速の6因子を使い、快適方程式で求められます。

選択肢3. 浮遊物質( SS )

室内環境に関係のない測定項目です

 

SSは、粒径 2 mm以下の水に溶けない懸濁性物質で、水質汚濁を示す指標ではありません。

魚介類にとっては、水中生物に害を与えるため、水質の重要測定項目です。

選択肢4. 平均放射温度

室内環境に関係のある指標です

 

放射温度は、実際の不均一な放射がある室で、在室者が周囲の環境と放射熱交換を行うときと、同じような量の放射熱交換を行う、均一温度の仮想閉鎖空間の表面温度です。

 

平均放射温度は、人体と周囲との形態係数を考慮した温度です。

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