2級管工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
1 問6

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 平成29年度(2017年) 1 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄筋コンクリートに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • コンクリートはアルカリ性であるため、鉄筋のさびを防止する効果がある。
  • 鉄筋コンクリートは、主にコンクリートが圧縮力を負担し、鉄筋が引張力を負担する。
  • 柱の帯筋は、柱のせん断破壊を防止する補強筋である。
  • 鉄筋とコンクリートの線膨張係数は、大きく異なる。

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この過去問の解説 (2件)

01

1 正しい

鉄筋は、空気に触れさせたままにすると、鉄筋が酸化してしまい時間の経過とともに錆びていきます。

コンクリートがアルカリ性を保っている状態は鉄筋は錆びにくいといえます。

2 正しい

コンクリート 圧縮強さ>引張強さ 

鉄筋 圧縮強さ<引張強さ

上記の性質を持ちお互いの弱点を補うような仕組みになっています。

3 正しい

帯筋は、地震力に対するせん破壊を防止する役割をもっています。

4 誤り

鉄筋とコンクリートの膨張係数は、非常に近く、相性は良いとされています。

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02

鉄筋コンクリートに関して該当しないものを選択する問題です。

1.鉄筋は錆びやすく、空気に触れると酸化します。

 鉄筋をコンクリート(アルカリ性)で覆うことで鉄筋の腐食を防いでいます。

2.コンクリートは圧縮強度に優れる反面、引張強度に弱く、

 鉄筋は圧縮強度には弱く、引張強度には強い性質を持ちます。

 RC造はコンクリートと鉄筋を組み合わせることで、

 弱点を補いあい強度を向上させています。

3.帯筋とは、柱に負荷がかかり壊れる(せん断破壊)ことを防ぐために、

 鉄筋コンクリートの柱に配筋するせん断補強筋のことです。

4.線膨張係数とは、

 熱によってどの程度ひずみが出るかを数値で表したものです。

 鉄筋とコンクリートの線膨張係数はほぼ同じ値です。

 【鉄筋コンクリート】として合わせて使用ができているのは、

 圧縮強度と引張強度をお互いに補い合うとともに、

 線膨張係数がほぼ同じことから温度変化による材料の伸縮がほぼ等しく

 ひび割れ等が起こりにくいためです。 

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