2級管工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
2 問9

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 平成29年度(2017年) 2 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

空気清浄装置に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • HEPAフィルターは、クリーンルームなどの最終段フィルターとして使用される。
  • エアフィルターの性能試験方法のうち質量法は、主に粗じん用フィルターに用いられる。
  • 自動巻取形は、フィルター前後の差圧又はタイマーなどにより自動的に巻取りが行われる。
  • ろ材は、特性の一つとして空気抵抗が大きいことが求められる。

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この過去問の解説 (2件)

01

空気清浄装置に関して該当しないものを選択する問題です。

選択肢1. HEPAフィルターは、クリーンルームなどの最終段フィルターとして使用される。

 HEPAフィルターとは、

 ゴミや粉塵等で0.3μm以上の粒子を捕集することのできる、

 高性能フィルターのことです。 

 クリーンルームなどの最終段フィルターとして使用します。

選択肢2. エアフィルターの性能試験方法のうち質量法は、主に粗じん用フィルターに用いられる。

 エアフィルターの性能試験方法のうち質量法は、

 主に粗じん用フィルター(プレフィルター)に用いられます。

 質量法という言葉もある通り、

 フィルタ通過前と後での粉塵の質量比で捕集率を計算する方法です。 

選択肢3. 自動巻取形は、フィルター前後の差圧又はタイマーなどにより自動的に巻取りが行われる。

 自動巻取形は、

 タイマー式や差圧式が存在し、

 自動的にろ材を巻取り、新しいろ材に更新します。

選択肢4. ろ材は、特性の一つとして空気抵抗が大きいことが求められる。

 ろ材は、

 空気抵抗が低いことが求められます。

 空気抵抗が大きいと、ろ過性能低下の恐れがあります。 

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02

正解は「ろ材は、特性の一つとして空気抵抗が大きいことが求められる。」です。

選択肢1. HEPAフィルターは、クリーンルームなどの最終段フィルターとして使用される。

正しい

HEPAフィルターは、空気中の0.3μm以上の粒子を捕集することができる高性能なエアフィルターのです。

選択肢2. エアフィルターの性能試験方法のうち質量法は、主に粗じん用フィルターに用いられる。

正しい

エアフィルターの性能試験の質量法とは、捕集した塵埃の重量を測定して効率を計算します。

その際に、粗じん用フィルターを利用します。

選択肢3. 自動巻取形は、フィルター前後の差圧又はタイマーなどにより自動的に巻取りが行われる。

正しい

自動巻取形とは、自動的に駆動装置が働き使用済みろ過材が巻き取られ、新たしいろ材が出てくる機構の自動巻取形エアフィルタです。

選択肢4. ろ材は、特性の一つとして空気抵抗が大きいことが求められる。

誤り

ろ材は、特性が損なわれない範囲で空気抵抗が出来るだけ小さくすることが求められます。

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