2級管工事施工管理技士 過去問
平成29年度(2017年)
問26 (ユニットC 問26)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 平成29年度(2017年) 問26(ユニットC 問26) (訂正依頼・報告はこちら)

配管材料及び配管付属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 逆止め弁は、チャッキ弁とも呼ばれ、スイング、リフト式などがある。
  • 水道用ポリエチレン二層管は、外層及び内層ともポリエチレンで構成されている管である。
  • ストレーナーは、配管内の不要物をろ過して、下流側の弁類や機器類を保護するものである。
  • 玉形弁は、仕切弁に比べて全開時の流体抵抗が小さい。

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この過去問の解説 (3件)

01

配管材料及び配管付属品に関して、

該当しないものを選択する問題です。

1.逆止め弁(逆止弁)は、

 チャッキ弁(図面上ではCV)と呼ばれ、

 スイング式、リフト式、ボール式等があります。

 名前通り、逆流を防止するために設けるバルブになります。

 一方向にしか流体を通さない構造上、

 取付時は向きに注意しなければなりません。 

2.水道用ポリエチレン二層管は、

 内・外層ともにポリエチレンで構成されている管です。

 軽量で可とう性がある(曲がりやすい)ことが特徴です。 

3.ストレーナーはY字のような形をしており、

 配管内の不要物をろ過(くぼみで回収)してゴミ等の流入を防ぎ、

 下流側の弁類や機器類を保護するものです。 

4.玉形弁は、

 仕切弁に比べて全開時の流体抵抗は大きくなります。

 仕切弁は構造上流体抵抗が少ないことで知られています。 

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02

1 正しい

逆止め弁は、逆流を防止するための弁で、スィング、リフト、ボールなどの型式があります。

2 正しい

設問の通り。柔軟性のあるポリエチレンの為、取り扱いが安易であり、土壌に対しても腐食の恐れがありません。

3 正しい

ストレーナーとは、ゴミなどの不要物を分離させるための、ろ過装置のことです。

4 誤り

玉形弁とは、ねじによって弁を弁座に押し付けて流体の開閉を行うものです。流れが阻害する部分があり、流体抵抗は大きくなります。

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03

配管材料及び配管付属品に関する問題です。

選択肢1. 逆止め弁は、チャッキ弁とも呼ばれ、スイング、リフト式などがある。

問題文の内容通りです

 

逆止め弁は、流体を一方向だけに流し、流体の背圧によって逆流できないようにした弁で、チャッキ弁とも言われます。

弁箱や弁体形状により、次の種類に分類されます。(各逆止め弁の詳細解説は省略します。)

1) スイング逆止め弁

2) リフト逆止め弁

3) ディアルプレート逆止め弁

4) スモレンスキー逆止め弁

5) 水道用逆止め弁

6) ボール逆止め弁

選択肢2. 水道用ポリエチレン二層管は、外層及び内層ともポリエチレンで構成されている管である。

問題文の内容通りです

 

水道用ポリエチレン二層管は、使用圧力 0.75 MPa以下の水道布設配管に使用され、呼び径は13~50の6サイズがあり、内層は耐塩素水性、外装は耐候性で、どちらもポリエチレン層です。(内層側は乳白色、外装は黒)

種類は1種(低密度)と2種(高密度)と3種(ISO規格)はあります、

選択肢3. ストレーナーは、配管内の不要物をろ過して、下流側の弁類や機器類を保護するものである。

問題文の内容通りです

 

ストレーナーは配管中の鉄くずなどを阻集し、弁類や機器類の損傷防止のために設けられます。

形式には、Y形、U型、V形、T形がり、金網でゴミをろ過し、定期的に開放してごみを除去します。

選択肢4. 玉形弁は、仕切弁に比べて全開時の流体抵抗が小さい。

玉形弁は、仕切弁に比べて全開時の流体抵抗が大きい

 

玉型弁は、グローブ弁とも言い、弁箱内の流体の方向を急激に変化させるため、流体抵抗が大きくなります。

流体は、弁体下方から上方に流れるのが一般的で、逆に流すと弁を開けるのが困難になる場合があります。

リフトが小さく、開閉時間が短く、半開でも使用可能です。

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