2級管工事施工管理技士 過去問
平成29年度(2017年)
問32 (ユニットD 問32)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 平成29年度(2017年) 問32(ユニットD 問32) (訂正依頼・報告はこちら)

次の試験・検査のうち、全数試験・検査が必要なものはどれか。
  • 防火ダンパー用温度ヒューズの作動試験
  • 給水栓から吐出した水の残留塩素濃度試験
  • ボイラ用安全弁の作動試験
  • 配管のねじ加工の検査

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この過去問の解説 (3件)

01

全数試験・検査が必要なものを選択する問題です。

1.防火ダンパー用温度ヒューズの作動試験は、

 全数検査不要です。 

2.給水栓から吐出した水の残留塩素濃度試験は、

 全数検査不要です。 

3.ボイラ用安全弁は、

 圧力が上昇した際に、

 機器や容器等が破損することを防止するために設けられます。

 安全弁に対して全数検査が必要です。 

4.配管のネジ加工は、

 全数検査不要です。 

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02

正解は3

安全弁の作動試験は事故防止の為、全数検査が必要になります。

参考になった数33

03

試験・検査で、全数試験・検査に関する問題です。

 

全数検査が必要なもの、望ましいものは、次のようなものです。

1) 工程状態から不良率が大きく、あらかじめ品質水準が決められた水準にない場合。

2) 不良品の見逃しで、人身事故や重大な損失を与える場合。

3) 検査費用に比べ、得られる効果が大きい場合。例として、自動検査機などで能率よく精度も安定して検査・測定ができる場合です。

4)  全数検査ができないときは抜取検査を行います。

 

例としては次のようなものです。

a) 大型機器

b) 防災機器

c) 特殊機器

d) 製作開始後時間のたっていない新機種

e) 取外しが困難な機器

f) 水圧や満水での圧力試験

g) 試運転調整

h) 防火区画の埋込のような防災関係

i) 埋設配管勾配・天井内や床の保冷工事のような隠ぺい部分

選択肢1. 防火ダンパー用温度ヒューズの作動試験

抜取検査を行う

 

防火ダンパーの作動検査は、温度ヒューズが作動することになり、防火ダンパーとしての機能を失います。

全数検査では、機能を維持した防火ダンパーが全てなくなりますので、全酢検査はできません。

選択肢2. 給水栓から吐出した水の残留塩素濃度試験

抜取検査を行う

 

給水栓のロット検査となり、抜取検査を行います。

選択肢3. ボイラ用安全弁の作動試験

全数検査を行う

 

不良品の見逃しで、人身事故や重大な損失を与えるため、安全弁は全数検査行います。

選択肢4. 配管のねじ加工の検査

抜取検査を行う

 

ねじ加工部のロット検査となり、抜取検査を行います。

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