2級管工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
4 問33

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 平成29年度(2017年) 4 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

建設工事現場の安全管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 回転する刃物を使用する作業は、手を巻き込むおそれがあるので、手袋の使用を禁止する。
  • 安全施工サイクルとは、安全朝礼から始まり、安全ミーティング、安全巡回、工程打合せ、片付けまでの日常活動サイクルのことである。
  • 高さが2mの箇所の作業で、作業床を設けることが困難な場合は、防網を張り、作業者に安全帯を使用させる。
  • 交流アーク溶接機を用いた作業の継続期間中、自動電撃防止装置の点検は、一週間に一度行わなければならない。

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この過去問の解説 (2件)

01

建設工事現場の安全管理に関して、

該当しないものを選択する問題です。

1.回転する刃物を使用する作業は、

 手袋自体が巻き取られそのまま指を裂傷する危険があります。

 よって、

 手袋の使用は禁止しています。

2.安全施工サイクルは、

 ①安全朝礼(体操にて身体をほぐし作業前準備を行う)

 ②安全ミーティング(当日作業の危険箇所洗出し・情報共有)

 ③作業状況確認・巡回(不安全行動がないか確認)

 ④他業者・自社分含む工程打合せ(他業者間との作業輻輳有無確認)

 ⑤作業後の片付け

 までの日常活動サイクルのことです。

 作業を行うにあたり安全・品質を保つために、

 一つ一つが重要な役割を果たします。

3.高さが2m以上の箇所での作業は作業床を設けなければなりません

 "作業床が設置できない場合"は、

 防網を張り安全帯を使用等、

 墜落防止措置を講じる必要があります。 

4.交流アーク溶接機を用いた作業の継続期間中、

 自動電撃防止装置(感電防止装置)の点検は、

 作業の使用開始前に行わなければいけません。

 『一週間毎日作業がある場合で、週初め初日のみの点検で良い』

 というわけではないことに注意してください。 

参考になった数50

02

1 正しい

設問の通り、回転する刃物を使用する作業は、手袋の使用を禁止してます。

2 正しい

安全施工サイクルとは、現場の日常業務の中に、さまざまな安全活動を組み入れていくものです。設問のように点検や朝礼などを行うことにより、無事故・無災害で工事を完成することを目的としています。

3 正しい

設問の通り、高さが2mの箇所の作業で、作業床を設けることが困難な場合は、防網を張り、作業者に安全帯を使用させます。

4 誤り

自動電撃防止装置の点検は、事故防止の為作業開始前に事前に行い、定期検査が義務づけられています。

参考になった数33