2級管工事施工管理技士 過去問
平成30年度(2018年)前期
問5 (ユニットA 問5)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 平成30年度(2018年)前期 問5(ユニットA 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

電気工事に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 飲料用冷水機の電源回路には、漏電遮断器を設置する。
  • CD管は、コンクリートに埋設して施設する。
  • 電動機の電源配線は、金属管内で接続しない。
  • 絶縁抵抗の測定には、接地抵抗計を用いる。

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この過去問の解説 (4件)

01

1 水を扱う場所付近では、漏電遮断器を設置することが義務付けられていま
 す。
2 CD管とは、合成樹脂製の可とう電線管のことをいいます。
 耐熱性が無いため、コンクリートに埋設して使用します。
3 金属製の管に限らず、電線の接続はボックス内で行います。
4 絶縁抵抗計の出力は直流、接地抵抗計の出力は交流です。

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02

電気工事に関して該当しないものを選択する問題です。

1.飲料用冷水機の電源回路に設置するのは、

 漏電遮断器です。 

2.CD管は合成樹脂可とう電線管の中でも、

 非耐燃性として知られています。

 使用時は主にコンクリート埋設で使用します。 

  

3.電源配線の接続はボックス内で行います。

 金属管内で接続してはいけません

4.絶縁抵抗には、

 絶縁抵抗計が用いられます。

 絶縁抵抗値は使用電圧によって定められており、

 基準値以上(漏電がよりしにくい)とすることが求められます。 

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03

正解は4

問題.4  設問は間違い。絶縁抵抗の測定には、接地抵抗計を用いる。⇒絶縁抵抗計(メガー)を使用するが正しい。接地抵抗計×

絶縁物に電圧を加えると表面や内部にわずかな電流が流れ、その電流値を絶縁抵抗計(メガー)で測定します。
設問に出題された接地抵抗計は、電気機器類を安全に使用するためにアース(接地)をします。
アース(接地)を取るために板状の銅製の電極を大地に埋めます。大地と電極には接触抵抗が発生します。その接触抵抗を測定するのが接地抵抗計です。

同じ抵抗を測定する機器でも測定する場所、目的が違うので、違いに気が付けば、得点できるサービス問題だと思います。


問題.1 設問は正しい。覚えておくといいでしょう。

問題.2 設問は正しい。

問題.3 設問は正しい。⇒補足として、金属管内では、電線に接続点を設けないこと。

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04

電気工事に関する問題です。

選択肢1. 飲料用冷水機の電源回路には、漏電遮断器を設置する。

問題文の内容通りです

 

金属製外箱を有する使用電圧が 60Vを超える低圧の機械器具であって、人が容易に触れるおそれがある場所で、次の(1)、(2)の場合です。

(1) 機械器具を乾燥した場所以外で施設する場合

(2) 対地電圧が 150V 以下の機械器具を水気のある場所に施設する場合

 

漏電遮断器を設置する分岐回路は、以下のような具体的な場合です。

1) 厨房・浴室・脱衣場・洗濯室などのコンセント回路と機器回路

2) 冷水器回路

3) し尿浄化槽回路

4) 自動ドア回路

5) 屋外設置のコンセント回路

6) 自動販売機回路

7) 他、類する回路

選択肢2. CD管は、コンクリートに埋設して施設する。

問題文の内容通りです

 

合成樹脂製可とう電線管には、耐燃性のあるPF管と、非耐熱性のCD管があり、金属管に比べ、耐食性に優れること・軽量・可とう管で曲げ加工が不要・非磁性体などの長所があります。

CD管は、埋設専用の可とう電線管です。

選択肢3. 電動機の電源配線は、金属管内で接続しない。

問題文の内容通りです

 

金属管工事は、金属管を露出や隠ぺいで造営材面などに固定し、その中に絶縁電線を通す方式で、電線の引き換えが容易、漏電や短絡事故が検出しやすい利点があります。

 

金属管内では、電線の接続をしてはいけません

電線の接続は、ボックスなどの内で行うようにします。

選択肢4. 絶縁抵抗の測定には、接地抵抗計を用いる。

絶縁抵抗の測定には、絶縁測定器を用いる

 

低圧電路は、幹線用開閉器や分岐用開閉器で区切られ、各電路ごとに、線間と大地間の絶縁抵抗が下表のように定められています。

絶縁測定値は、絶縁測定器(メガ)で測定します。

電路の使用電圧区分絶縁抵抗値 [MΩ]
300 V以下対地電圧 150 V以下0.1
対地電圧 150 V超過0.2
300 V超過0.4

 

接地に関し、電気設備の必要箇所には、異常時の電位上昇、高電圧の侵入による感電、火災など物件への損傷がないように、接地などの措置を講じます。

接地抵抗の測定には、接地抵抗計(アーステスター)を使い、付属の測定用補助接地棒2本を、接地極と付属接地棒を埋めて測定します。

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