2級管工事施工管理技士 過去問
平成30年度(2018年)前期
問10 (ユニットB 問10)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 平成30年度(2018年)前期 問10(ユニットB 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

エアフィルターの種類と主な除去対象又は用途との組合せのうち、適当でないものはどれか。
  • 活性炭フィルター ------ 屋外粉じんの除去
  • 電気集じん器 ---------- 屋内粉じんの除去
  • HEPAフィルター -------- クリーンルーム用
  • パネルフィルター ------ ファンコイルユニット用

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この過去問の解説 (3件)

01

エアフィルターの種類と主な除去対象又は用途との組合せに

該当しないものを選択する問題です。

1.活性炭フィルターは、

 臭気対策として利用します。

 屋外の粉じん除去用ではありません 

2.電気集じん器は、

 電荷を利用して回収する、

 屋内粉じん除去装置として利用されます。 

3.HEPAフィルターは、

 粉じんの捕集率が高いことで知られており、

 クリーンルームや感染症室等の排気部分で使用されることが多いです。 

 

4.パネルフィルターは、

 ファンコイルユニットの粉じん除去用として利用されます。 

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02

正解は1

問題.1 適当でない。⇒ 活性炭フィルターは、活性炭の微細孔により臭気分子を吸着し、室内などの生活臭の除去に大きな効果を発揮する。よって、臭いとは違う、屋外粉じんの除去は妥当ではない。
粉塵フィルターなら正解。
 
問題.2 正しい組み合わせ

問題.3 正しい組み合わせ⇒ 頻出問題です。 

問題.4 正しい組み合わせ

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03

エアフィルターの種類と主な除去対象や用途に関する問題です。

選択肢1. 活性炭フィルター ------ 屋外粉じんの除去

活性炭フィルター ------ 有毒ガスや臭気の除去

 

浄化原理 吸着法

活性炭のような表面積の大きい吸着剤で、有毒ガスや臭気を除去するフィルターです。

活性炭は、SO2のような比較的分子量の大きいガスには有効ですが、COやNOなどの分子量の小さいガスは吸着されません。

選択肢2. 電気集じん器 ---------- 屋内粉じんの除去

問題文の内容通りです

 

電気集じん器の構成は、荷電部・集じん部・プレフィルター・アフターフィルター(自動巻取形又はパネル形)・ろ材自動巻取装置・ケーシング・制御盤とし、荷電部に帯電したじんあい粒子を、集じん部で付着し凝集拡大した後に、アフターフィルターで捕集する構造です。

捕集粉じんの粒度は、極微細な粉じんで、補修率は90%以上です。

選択肢3. HEPAフィルター -------- クリーンルーム用

問題文の内容通りです

 

HEPAフィルター(高性能フィルター)は、特殊加工したガラス繊維をろ材とし、圧力損失を少なくするため通過風速を遅くし、ろ過面積を広くした構造です。

原子力施設の放射能性出すとの除去、医学・制約・食品のバイオクリーンルーム、半導体製造のクリーンルームで使用されます。

選択肢4. パネルフィルター ------ ファンコイルユニット用

問題文の内容通りです

 

ファンコイルユニットなどに内蔵される縫製タイプのフィルタは、パネル形フィルターです。

パネル形フィルターは、特殊枠にろ材をジグザグ状に組み込んだフィルターで、交換周期をくしています。

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