2級管工事施工管理技士 過去問
平成30年度(2018年)前期
問20 (ユニットB 問20)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 平成30年度(2018年)前期 問20(ユニットB 問20) (訂正依頼・報告はこちら)

排水・通気設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 伸頂通気方式は、通気立て管を設けず、排水立て管上部を延長し通気管として使用するものである。
  • ループ通気管は、通気立て管又は伸頂通気管に接続するか、あるいは大気に開放する。
  • 伸頂通気方式は、ループ通気方式に比べて機能上優れている。
  • 最上階を除き、大便器8個以上を受け持つ排水横枝管には、ループ通気管を設けるほかに、逃し通気管を設ける。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3
 
問題.3 適当でない 
伸頂通気方式は、ループ通気方式に比べて機能上優れている⇒ ループ通気方式のが優れている、が正しい。管内圧力を緩和させる方法としては、一般的に、伸頂通気方式よりループ通気方式のほうが有効です。通気管に水が流れると、管内の空気が水と逆の方向へ流れようとします。通気管内の圧力を逃がす、緩和させる意味では、ループ通気方式の方が優れています。

問題.1 設問は正しい

問題.2 設問は正しい

問題.4 設問は正しい。

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02

排水・通気設備に関して該当しないものを選択する問題です。

1.伸頂通気方式は、

 通気立て管を設けず排水立て管上部を延長し通気管として使用する方式です。

2.ループ通気管は、

 通気立て管又は伸頂通気管に接続するか、あるいは大気に開放します。

3.伸頂通気方式は、

 排水横枝管最上位排水器具下部で取るループ通気方式に比べると、

 機能上は優れていません

 各排水横枝管から通気を取るループ通気方式の方が優れています

4.大便器8個以上を受け持つ排水横枝管(最上階除く)は、

 ループ通気管を設け、

 排水横枝管最下流排水器具の下部にて逃し通気管を取り出す必要があります。

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03

排水・通気設備に関する問題です。

選択肢1. 伸頂通気方式は、通気立て管を設けず、排水立て管上部を延長し通気管として使用するものである。

問題文の内容通りです

 

伸頂通気管は、最上部の排水横枝管が、配水立て管に接続した所より上方に、配水立て管を立上げて通気管として使う部分で、このような通気方式が伸頂通気方式です。

選択肢2. ループ通気管は、通気立て管又は伸頂通気管に接続するか、あるいは大気に開放する。

問題文の内容通りです

 

ループ通気管は、2個以上の器具トラップの保護のため、最上流の器具排水管を排水横枝管に接続し、すぐ下流から立上げ、通気立て管か伸頂通気管に接続するまでの通気管です。

ループ通気方式は、通気立て管か伸頂通気管に接続するか、大気に開放する方式です。

選択肢3. 伸頂通気方式は、ループ通気方式に比べて機能上優れている。

ループ通気方式は、伸頂通気方式に比べて機能上優れている

各個通気方式は、ループ通気方式に比べて機能上優れている

 

通気設備目的は、自己サイホン作用や誘導サイホン作用に対し、排水トラップの封水を保護することと、排水管内の流水を容易にすることです。

 

通気方式には、各個通気方式、ループ通気方式、伸頂通気方式があり、各個通気方式、ループ通気方式が、この順で最も優れた機能を有します。

 

伸頂通気方式は機能的には優れた通気方式とは言えず、各室の器具が単独排水立て管に接続できる場合に限定されます。

選択肢4. 最上階を除き、大便器8個以上を受け持つ排水横枝管には、ループ通気管を設けるほかに、逃し通気管を設ける。

問題文の内容通りです

 

2階建て以上で、最上階を除く建物の各階の大便器や類似の器具が、8個以上を受け持つ排水横枝管や大便器・掃除流しのSトラップ・囲いシャワー・床排水など、床面に設置する器具と洗面器及と類似の器具が混在する排水横枝管には、ループ通気を設けます。

さらに、最下流の器具排水管が接続された直後の排水横枝管の下流側で、逃し通気を設けます。

 

また、洗面器や類似の器具からの排水が、排水横枝管の上流に排水される場合は、各立上り枝管に各個通気をとることが望ましいです。

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