2級管工事施工管理技士 過去問
平成30年度(2018年)後期
問34 (4 問34)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 平成30年度(2018年)後期 問34(4 問34) (訂正依頼・報告はこちら)

機器の据付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 送風機は、レベルを水準器で検査し、水平となるように基礎と共通架台の間にライナーを入れて調整する。
  • パッケージ形空気調和機は、コンクリート基礎上に防振ゴムパッドを敷いて水平に据え付ける。
  • 冷却塔は、補給水口の高さが高置タンクの低水位から1m未満となるように据え付ける。
  • 吸収冷温水機は、据付け後に工場出荷時の気密が保持されているか確認する。

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この過去問の解説 (2件)

01

1.設問の通りです。

2.設問の通りです。

3.不適切です。

 冷却塔の補給水口の高さは、高置タンクの低水位より

 3m程度の落差が必要となります。

4.設問の通りです。

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02

機器の据付けに関する問題です。

選択肢1. 送風機は、レベルを水準器で検査し、水平となるように基礎と共通架台の間にライナーを入れて調整する。

問題文内容通りです

 

送風機のレベルはシャフトを基準とします。

コンクリート基礎上に送風機を仮置きし、レベルを水準器で検査し、水平が出ていないときは、基礎と共通架台間にライナーを入れて、水平を調整しながらアンカーボルトを平均に締め付けます。

選択肢2. パッケージ形空気調和機は、コンクリート基礎上に防振ゴムパッドを敷いて水平に据え付ける。

問題文内容通りです

 

屋内機を中間階の床に設置するときには、振動が床に伝わり騒音の原因となり、屋外機を屋上に設置するときにも、振動が建築物を伝わって騒音の原因となります。

対策として、設置時には防振処理(防振ゴムパットを敷く)を行い、振動が建築物に伝わらないように処置します。

基礎を防振基礎とする方法もあります。

(「公共建築設備工事標準図(機械設備工事編)」参照)

選択肢3. 冷却塔は、補給水口の高さが高置タンクの低水位から1m未満となるように据え付ける。

冷却塔は、補給水口の高さが高置タンクの低水位から3 m以上となるように据え付ける

 

冷却塔の補給水は、ボールタップの動作で補給され、動作させるための水頭圧が必要です。

高置タンクへの給水方式では、冷却塔も同じ屋上にあるため、高置タンクの低水位より3 m以上の水頭差が必要です。

選択肢4. 吸収冷温水機は、据付け後に工場出荷時の気密が保持されているか確認する。

問題文内容通りです

 

吸収冷温水機は、空気などの漏入で内部腐食の恐れがあるため、防止のために工場で窒素ガスを封入して気密を保って出荷されます。

吸収冷温水機は、圧縮機がなく各種の熱交換器で構成され、大型重量機器となるため、荷降ろしから設置場所までの搬入などが有るため、据付け後には工場出荷時の気密が保たれているかどうかを点検する必要があります。

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