2級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)前期
問11 (2 問11)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和元年度(2019年)前期 問11(2 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

温水暖房における膨張タンクに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 密閉式膨張タンクは、配管系の最上部に設ける必要がある。
  • 開放式膨張タンクに接続する膨張管は、ポンプの吸込み側の配管に接続する。
  • 密閉式膨張タンクを用いる場合には、安全弁などの安全装置が必要である。
  • 開放式膨張タンクは、装置内の空気抜きとして利用できる。

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この過去問の解説 (2件)

01

1.配管系の最上部に設ける必要があるのは開放式膨張タンクの場合です。密閉式は場所の指定はありません。よって×です。
2.開放式は循環水経路よりも上に膨張管を設置します。吐出し側に設けると大気圧を下回るケースがあります。よって○です。
3.密閉式には安全弁をつけ、空気抜きする必要があります。よって○です。
4.開放式は大気に開放しており、配管系の最上部にあるので空気抜きとして利用できます。よって○です。
答えは1となります。

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02

温水暖房における膨張タンクに関する問題です。

選択肢1. 密閉式膨張タンクは、配管系の最上部に設ける必要がある。

密閉式膨張タンクは、設置場所に制限がない

 

密閉式膨張タンクは、温水や給湯装置内で膨張した温水量を、タンク内にあるゴム製ベローズ内の封入空気の圧縮性で、吸収するタンクです。

設置場所には制限がありません。

 

配管系の最上部に設ける必要があるタンクは、開放式膨張タンクです。

選択肢2. 開放式膨張タンクに接続する膨張管は、ポンプの吸込み側の配管に接続する。

問題文内容通りです

 

開放式膨張タンクは、温水や給湯装置内で膨張した温水量を、膨張管を通して大気に開放されたタンクで受けるものです。

膨張管は、空調配管系の正圧を保つために、ポンプの吸込側に設けます。

選択肢3. 密閉式膨張タンクを用いる場合には、安全弁などの安全装置が必要である。

問題文内容通りです

 

密閉式膨張タンクは、配管系の異常圧力上昇を防止するために、安全弁か逃し弁を設置します。

選択肢4. 開放式膨張タンクは、装置内の空気抜きとして利用できる。

問題文内容通りです

 

開放式膨張タンクは、装置内の空気の排出口として利用できますが、配管の空気だまりに対しては、空気抜き弁を設ける必要があります。

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