2級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)前期
問14 (2 問14)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和元年度(2019年)前期 問14(2 問14) (訂正依頼・報告はこちら)

換気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 第三種機械換気方式では、換気対象室内は負圧となる。
  • 第二種機械換気方式は、他室の汚染した空気の侵入を嫌う室や、燃焼空気を必要とする室の換気に適している。
  • 臭気、燃焼ガスなどの汚染源の異なる換気は、各々独立した換気系統とする。
  • 局所換気は、汚染質を汚染源の近くで捕そくする換気で、全般換気に比べて換気量を多くする必要がある。

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この過去問の解説 (2件)

01

換気方式には3つあります。
第一種は給気、排気ともに機械でやる方式、第二種は給気を機械、排気を自然換気で行うので正圧となります。第三種は給気は自然換気、排気を機械換気で行い、負圧となります。
1.第三種換気方式なので負圧となります。よって○です。
2.第二種換気方式では正圧となります。よって○です。
3.独立した換気系統にしなければ、臭気が他の部屋に侵入する可能性があります。よって○です。
4.局所換気は全般換気に比べて、換気量を多くする必要はありません。よって×です。
答えは④となります。

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02

換気に関する問題です。

選択肢1. 第三種機械換気方式では、換気対象室内は負圧となる。

問題文内容通りです

 

第三種機械換気は、給気は給気口から、排気は排気側だけに送風機を設け、室内を負圧として換気し、負圧になった分だけ給気側から流れ込みます。

便所や浴室のように、部屋全体から臭気や水気を発生する室で、臭気や水気を室外に拡散させたくないときに有効な方式です。

選択肢2. 第二種機械換気方式は、他室の汚染した空気の侵入を嫌う室や、燃焼空気を必要とする室の換気に適している。

問題文内容通りです

 

第二種機械換気は、給気側だけに送風機を設け、室内が正圧になった分だけ、排気口から排出する方式です。

臭気や有毒ガスを発生する部屋は、排気が排気口だけでなくすき間などから室外に漏れて、建物全体に臭気などが拡散される可能性があるため、便所や厨房などの換気には使用されません。

選択肢3. 臭気、燃焼ガスなどの汚染源の異なる換気は、各々独立した換気系統とする。

問題文内容通りです

 

臭気・水蒸気・有毒ガス・燃焼ガス・粉じんなどの汚染源が異なる場合の換気方式、使い勝手の異なる換気方式は、各々他と独立した換気系統とします。

選択肢4. 局所換気は、汚染質を汚染源の近くで捕そくする換気で、全般換気に比べて換気量を多くする必要がある。

局所換気は、汚染質を汚染源の近くで捕そくする換気で、全般換気に比べて換気量を多くする必要はない

 

室内の空気汚染発生源が局所的に限定されるときは、汚染物質の種類・有害性・飛散方向・室内作業の状況に応じ、局所換気を行います。

なお、局所換気方式とは、局所的に発生する汚染物質を、発生源近くで捕集し、排出する換気方式です。

 

排気フードを設置して、汚染物質を排出する方式は、局所換気の1つです。

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