2級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)前期
問33 (4 問33)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和元年度(2019年)前期 問33(4 問33) (訂正依頼・報告はこちら)

建設工事現場の安全管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 軟弱地盤上にクレーンを設置する場合、クレーンの下に強度のある鉄板を敷く。
  • 高所作業には、高血圧症、低血圧症、心臓疾患等を有する作業員を配置しない。
  • 気温の高い日に作業を行う場合、熱中症予防のため、暑さ指数(WBGT値)を確認する。
  • 既設汚水ピット内の作業前における酸素濃度の測定は、酸素欠乏症等に関する特別の教育を受けた作業員が行う。

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この過去問の解説 (2件)

01

1.軟弱地盤上でアウトリガーを張ると、自重を支えきれず埋まってしまいますので、接地面積の大きな鉄板を敷くことが必要となります。○です。
2.高所作業においては、高齢者および疾患を有する作業員は配置してはいけません。○です。
3.熱中症予防のため、WGBT値が表示される温度計を設置する現場が多いです。○です。
4.ピットの酸素濃度測定は作業員ではなく、酸素欠乏作業主任者の資格を持つ人が、作業員が出入りするたびに測らなければなりません。×です。
よって答えは4です。

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02

建設工事現場の安全管理に関する問題です。

選択肢1. 軟弱地盤上にクレーンを設置する場合、クレーンの下に強度のある鉄板を敷く。

問題文の内容どおりです

 

「クレーン等安全規則第70条の3(使用の禁止)」

【 地盤が軟弱であり、または埋設物や地下に有る工作物が損壊するおそれがあるなどで、移動式クレーンが転倒する可能性にある場所では、移動式クレーンの作業は行いません。

ただし、その場所に、移動式クレーン転倒防止に必要な広さと強度がある鉄板等が敷設されれた上での移動式クレーンの設置は構いません。 】

選択肢2. 高所作業には、高血圧症、低血圧症、心臓疾患等を有する作業員を配置しない。

問題文の内容どおりです

 

建設業で、墜落による労働災害は死亡災害が4割、4日以上の休業を起こす死傷が災害が3割と、高い傾向が毎年続いています。

墜落災害の防止対策は、その原因を防止することで、多くの項目がありますが、下記はその1つです。

 

「墜落のおそれがある高所作業には、高・低血圧症・心臓疾患などが有る作業員を配置しないことです。」

選択肢3. 気温の高い日に作業を行う場合、熱中症予防のため、暑さ指数(WBGT値)を確認する。

問題文の内容どおりです

 

暑さ指数(WBGT値)を超える場所、または超えそうな場所では、直射日光・照り返しなどを遮る対策、例えば、簡易屋根・通風・冷房などの設備を設置します。

 

熱中症やWBGTの詳しい説明は、環境省HP(https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php)で説明されていますので、参照ください。

選択肢4. 既設汚水ピット内の作業前における酸素濃度の測定は、酸素欠乏症等に関する特別の教育を受けた作業員が行う。

既設汚水ピット内の作業前における酸素濃度の測定は、酸素欠乏症等に関する特別の教育を受けた酸素欠乏危険作業主任者が行う

 

「酸素欠乏症等防止規則第3条(作業環境測定等)」

【 令第21条第9号の作業場(酸素欠乏危険場所で作業を行う作業場)では、その日の作業を開始する前に、作業場の空気中の酸素の濃度を測定する必要があります。 】

 

「酸素欠乏症等防止規則第11条(作業主任者)」

【 第1項

酸素欠乏危険作業では、第一種酸素欠乏危険作業を行うとき、酸素欠乏危険作業主任者技能講習または酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習を修了した者から、酸素欠乏危険作業主任者を選任します。

第2項

作業主任者は、作業開始前、作業従事労働者が作業場所を離れた後、再び作業開始前および労働者の身体、換気装置等に異常があつたときは、作業場所の空気中の酸素濃度を測定します。 】

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