2級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)前期
問36 (4 問36)
問題文
配管の接合に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和元年度(2019年)前期 問36(4 問36) (訂正依頼・報告はこちら)
配管の接合に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 銅管の接合には、差込接合、メカニカル接合、フランジ接合等がある。
- 硬質ポリ塩化ビニル管の接着接合では、テーパ形状の受け口側のみに接着剤を塗布する。
- 架橋ポリエチレン管の接合方式には、電気融着式等がある。
- 鋼管の突合せ溶接による接合は、開先加工を行い、ルート間隔を保持して行う。
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この過去問の解説 (2件)
01
2.硬質塩化ビニル管の接合は、受け口と差し口両方に接着剤を塗布し、接合後一定時間待つことにより接合します。受け口だけでは不十分です。×です。
3.架橋ポリエチレン管には専用工具を用いて接合する電気融着式があります。融着時に融解したポリエチレンを接合部に流し込み、固まることで接合します。埋設ガス管の接合に使われます。○です。
4.突合せ溶接では、切断面から30°の開先加工を施して溶接しやすくします。ルート間隔保持しなければ誤差が生じ、漏れの原因になります。○です。
答えは2です。
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02
配管の接合に関する問題です。
正
問題文の内容どおりです。
銅管の接合は、差込み、フランジ、フレヤーによる接合があります。
差込み接合は、銅管の差込み部と管継手受け口に、0.05~0.15 mmのすき間にろうを吸い込ませて接合します。
取外しが必要な時の接合は、ユニオンかフレヤーで接合しますが、1・1/4以下の時に使い、1・1/2以上はフランジ継手を使います。
誤
硬質ポリ塩化ビニル管の接着接合では、テーパ形状の受け口内面側と差し口外面側に接着剤を塗布する。
接着接合は、継手の受け口をテーパとして、接着剤による塩化ビニルの膨潤と弾力性を利用し、接着剤により受け口と差し口を一体化する方式です。
・受け口内面と管差し口外面を、乾いた布で油分と水分を拭きとります。
・接着剤は少なめとして、受け口内面と差し口外面に、均一に塗布します。
・接着剤塗布後は、すぐに挿し口を受け口に差込み、そのまま押さえています。
正
問題文の内容どおりです。
電気融着接合方式は、樹脂製継手部に電熱線が埋め込まれていて、管を継手に挿入後に、専用のコントローラに接続通電し、電熱線を発熱させて、管と継手を融着接合します。
正
問題文の内容どおりです。
突合せ溶接の強度は、開先加工と面取りが不十分なこと、ルート間隔が保持されないことなどによって、溶け込み不良が起きて低くなります。
そのため、開先形状など管理を十分に行います。
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