2級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)前期
問39 (4 問39)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級管工事施工管理技士試験 令和元年度(2019年)前期 問39(4 問39) (訂正依頼・報告はこちら)

ダクト及びダクト付属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 共板フランジ工法ダクトのフランジは、四隅のボルト・ナットと専用のフランジ押え金具で接続する。
  • 風量測定口は、ダクト内の気流が安定している位置に取り付ける。
  • 共板フランジ工法ダクトのフランジは、ダクトの端部を折り曲げて成形したものである。
  • 送風機の吐出し口に接続するダクトは、急拡大させてダクト内の抵抗を緩和する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

1.共板フランジ工法は、ダクトの端を90度に折り曲げ、フランジを形成し、四隅をボルトナットで締め付け、金具クリップで抑える工法です。文章に間違いはないので○です。
2.風量測定口は気流の安定している直管部が望ましいです。曲管部は気流が乱れていますのであまりよくはないです。○です。
3.共板フランジ工法のダクトは、ダクトの端を折り曲げてフランジを形成します。○です。
4.急拡大させると管内の断面積変化による圧力損失が生じますので、抵抗は緩和しません。×です。
答えは4です。

参考になった数47

02

ダクト及びダクト付属品の施工に関する問題です。

選択肢1. 共板フランジ工法ダクトのフランジは、四隅のボルト・ナットと専用のフランジ押え金具で接続する。

問題文の内容どおりです

 

共板フランジ工法は、ダクトの端部を折り曲げて成形したフランジを、コーナー金具とフランジ押さえ金具を使い、ボルトとナットで4隅を接続する工法です。

選択肢2. 風量測定口は、ダクト内の気流が安定している位置に取り付ける。

問題文の内容どおりです

 

風量ダンパーは、ダクトの合流後に取付け、コイル上流側では偏流による熱交換効率が悪くなるため、コイルの下流側にダンパーを取付けます。

風量測定口は、風量調整ダンパーの後の、気流が整流された部分に取付けます。

選択肢3. 共板フランジ工法ダクトのフランジは、ダクトの端部を折り曲げて成形したものである。

問題文の内容どおりです

 

最初の問題の解説を参照。

選択肢4. 送風機の吐出し口に接続するダクトは、急拡大させてダクト内の抵抗を緩和する。

送風機の吐出し口に接続するダクトは、急激な変形を避け傾斜角15°以内で漸拡大させ、ダクト内の抵抗を緩和する

 

風量調整ダンパーを設置する場合は、送風機の吐出直後では、偏流を起こしているため、気流を調整するために、ダクト幅の8倍以上の直線部を設けます。

ダクトの断面を変化させるときは、圧力損失を少なくするために、急激な変化を避けて、拡大部は15°以内、縮小部は30°以内とします。

 

送風機の吐出口と振ダクトを接続するときは、吐出口断面からダクト断面への変形に、急激な変形を避けて、傾斜角15°以内で漸拡大する形とします

参考になった数2