2級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)後期
問16 (2 問16)
問題文
下水道に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和元年度(2019年)後期 問16(2 問16) (訂正依頼・報告はこちら)
下水道に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 下水道は、生活あるいは事業に起因する汚水ならびに雨水を排除処理するものである。
- 分流式は、汚水と雨水とを別々の管路系統で排除する方式である。
- 排水管の管内流速は、掃流力を考慮して 3.0 m / s 以上とする。
- 下水道施設の処理機能に障害を与えるような排水には、除害施設を設けなければならない。
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この過去問の解説 (2件)
01
問題.3 排水管の管内流速は、掃流力を考慮して 3.0 m / s 以上とする。⇒3.0m/s以上が間違いです。
管内の掃流力を考慮して0.6~1.5m/sの範囲とすることが好ましいと記載されたならば、正しい設問になると思います。
問題.1 設問は正しい。
問題.2 設問は正しい。
補足すると、分流式の他に合流式があり、太い管路が一本だけで、汚水も雨水も一緒に流す方式です。
雨水は、施設では浄水して非常用の飲み水に活用したり、工場では、浄化設備に雨水を混ぜ、PHなどを調整したり、化学物質を薄めたり有効に使用する事ができます。
問題.4 設問は正しい。
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02
下水道に関する問題です。
正
問題文の内容どおりです。
「下水道法第2条(用語)」
【 第1号 下水とは、生活や事業に起因し、あるいは付随する廃水(「汚水」)や雨水のことです。
第2号 下水道とは、下水を排除するための排水管、排水渠、排水施設を接続して、下水を処理する処理施設や施設を補完するポンプ施設、貯留施設、他の施設を総合して言います。 】
正
問題文の内容どおりです。
公共下水の排除方式には、分流式と合流式があります。
分流式は、汚水と雨水を別々の管路系統で排除する方式です。
合流式は、同一の管路系統で汚水と雨水を排除する方式です。
誤
排水管の管内流速は、掃流力を考慮して 0.6~3.0 m / s の範囲とする。
管内流速は、管内の掃流力を考慮して0.6~1.5m/秒の範囲とします。
ただし、やむを得ない場合は、最大流速を3.0m/秒とすることができます。
流速が小さいと管渠底部に汚物が沈殿しやすく、流速があまりに大きいと管渠を損傷して耐用年数を短くし、また、下水の流達時間が短くなって、下流地点の流集量が大きくなると予想できます。
このために、汚水管きょの流速はは、0.6~3.0 m/s、雨水管きょや合流管きょでは、0.8~3.0 m/sとしています。
正
問題文の内容どおりです。
「下水道法第12条(除害施設の設置等)」
【 著しく公共下水道や流域下水道の施設機能を妨げ、あるいは公共下水道や流域下水道の施設を損傷させる下水を、継続排除しながら公共下水道を使用する者に対し、政令で定める基準により、条例で、下水による障害除去に必要な施設(除害施設)を設け、必要な措置を講じます。 】
「下水道法施行令第9条(除害施設の設置等に関する条例の基準)」
【 法の規定による条例は、次の項目ごとに定める範囲内の下水水質を基準とします。
1) 温度は、45度以上であるもの。
2) 水素イオン濃度は、水素指数 5以下か、9 以上であるもの。
3) ノルマルヘキサン抽出物質含有量は次とします。
イ 鉱油類含有量は、 1リットルにつき 5 mgを超えるもの
ロ 動植物油脂類含有量は、 1リットルにつき 30 mgを超えるもの
4) 沃よう素消費量は、1リットルにつき 220 mg以上であるもの 】
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