2級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)後期
問31 (4 問31)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和元年度(2019年)後期 問31(4 問31) (訂正依頼・報告はこちら)

工程表に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 横線式工程表には、ガントチャートとバーチャートがある。
  • 曲線式工程表は、上方許容限界曲線と下方許容限界曲線とで囲まれた形からS字曲線とも呼ばれる。
  • 作業内容を矢線で表示するネットワーク工程表は、アロー型ネットワーク工程表と呼ばれる。
  • タクト工程表は、同一作業が繰り返される工事を効率的に行うために用いられる。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は2

問題.2  曲線式工程表は、上方許容限界曲線と下方許容限界曲線とで囲まれた形からS字曲線とも呼ばれる。⇒S字曲線が誤りで、バナナ曲線が正しい。

問題.1 設問は正しい。
補足として、
ガントチャート工程表は、棒グラフ状の工程表で、作業の関連性などがわかりにくい。

バーチャート工程表は、ガントチャート工程表より必要な作業日数がわかりやすい。

問題.3 設問は正しい。
問題.4 設問は正しい。

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02

工程表に関する問題です。

選択肢1. 横線式工程表には、ガントチャートとバーチャートがある。

問題文の内容通りです

 

ガントチャートやバーチャートは、横線式工程表です。

ガントチャートは、縦軸に作業項目、横軸に達成度を取り、各作業の完了時点を100%として、横軸に現状の達成度を横線として記載します。

バーチャートは、縦軸に作業名を列記し、横軸に暦日をとって、作業ごとに着手日と終了日間を横線で表します。

選択肢2. 曲線式工程表は、上方許容限界曲線と下方許容限界曲線とで囲まれた形からS字曲線とも呼ばれる。

曲線式工程表は、上方許容限界曲線と下方許容限界曲線とで囲まれた形からバナナ曲線とも呼ばれる

 

曲線式工程表は、バナナ曲線とも言い、工程表の形状がバナナに似ているためです。

縦軸に工程(0%~100%)、横軸に時間経過(0%~100%)を取って、全体工事を出来高累計曲線で管理する工程表です。

最も早く工事が完了したときの限界を上方許容限界曲線とし、最も遅く工事が完了したときの限界を下方許容限界曲線とします。

上方許容限界曲線と下方許容限界曲線の工程許容差を、許容範囲とします。

選択肢3. 作業内容を矢線で表示するネットワーク工程表は、アロー型ネットワーク工程表と呼ばれる。

問題文の内容通りです

 

ネットワーク工程表は、イベント(作業の結合点)を〇 と 作業を→ の組み合わせで計画し、各作業が全体に中で、どのような相互関係になっているかを表す方式です。

選択肢4. タクト工程表は、同一作業が繰り返される工事を効率的に行うために用いられる。

問題文の内容通りです

 

高層建物で、何階も基準階があるような場合、同一作業が行われるときは、階数分だけ同じ作業が繰り返されることになり、作業後の後工程作業も、同じように繰り返されます。

このような繰り返し作業を効率的に管理する工程表が、タクト工程表です。

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